ZARA Originsの登場で、高価格帯ファストファッションが戦国時代の様相。
ファストファッションの最大手ZARAが仕掛けてきました。
2年の研究開発期間を経て誕生したというZARA Origines(ザラ オリジンズ)がスタート。
モダンなデザイン性と上質な素材を採用し、性別を限定しないジェンダーレスもテーマのひとつのようですね。
価格帯もファストファッションとは思えない部類でかなり強気。(もともとZARAは高めではありますが)
カテゴリーとしてはユニクロの+J(プラスジェイ)とバチバチに競合する部類に入ると思われます。
H&MのBlankStaples(ブランク・ステープルス)がユニクロ・ユニクロUのスウェット類との比較ならば、ZARA Originesはユニクロ+Jのクラシックスタイルに切り込んでいくような形。
ファストファッション=安くてチープという時代はとうに終わっていて、ファストファッションの中でも1ランク上のハイラインがいよいよ戦国時代突入の様相です。
まずはZARA Originesという新ラインについて見ていきましょう。
※ZARA ORIGINZ 2022年秋冬コレクションがスタートしました。
ZARA Originesとは
ZARA Originesとは、『現代的なワードローブの構築に焦点を当てたプロジェクト』とのこと。
研究開発に2年をかけたというだけあって、かなり力の入ったプロジェクトであることは明白です。
特に、市場の人気アイテムのリサーチについては相当調べ上げたと思われ、過去の名作と称される類のアーカイブデザインをミニマルなコレクションに落とし込んでいます。(ちょっと心配になるぐらい)
ジェンダーレスとして性別にとらわれないデザインが魅力的でもあります。
セルビッジデニムやウール・カシミヤなど厳選された上質素材を使用し、かつトレーサビリティ(生産工程の追跡)可能かという点についても重要視されているようです。
デザイン・素材については、個々人の好き嫌いはあるにせよ、かなりの出来に仕上がっていると思われます。
実際コレクションのアイテムを見ているとどれもこれも思わず手を出したくなるようなアイテムが多数。
全205点というアイテム数の展開を鑑みると、どれほど気合が入っているのかというのが想像できますね。
ここからは、筆者が気になっているアイテムをいくつかチェックしてみたいと思います。
ブリオッシュステッチ カーディガン
まずはなんといってもこちらのドライバーズニット風のカーディガン。
昨今のブーム的に否が応でも目につきますね。
現に、すでに人気を集めているようで黒は全サイズ売り切れ。
筆者はそもそもドライバーズニットの分厚くごわっとした着心地が苦手なので購入するつもりはありませんでしたが、人気アイテムの要素をファストファッションで感じられるとしたら悪くないアイテムではあると思います。
筆者のオススメは、crepuscule(クレプスキュール)のコットンドライバーズニット。
ジッパースウェットシャツ
ドライバーズニットのような首まですっぽりのフルジップタイプなら、ジッパースウェットの方が筆者の好み。
コットン100%のスウェット素材を採用したアイテム。
ドライバーズニットと比べるとライトにサラッと着れるような、季節の変わり目に嬉しいアイテム。
カラーとしては、エクリュやグレイッシュなどのライトカラーが今の気分です。
※ZARAセールで購入しました。
フードカシミアセーター
カシミヤ100%使用という贅沢なフーディー。
カシミヤパーカーといえば、有名どころはやはりマークジェイコブス。
どこぞのメゾン系・ドメブラから出ててもおかしくないようなアイテムなわけですが、カシミヤを使っているだけあって価格は少しお高め。
とはいっても一般市場では、同価格帯で良質なものを手に入れることはなかなか難しいでしょう。
ジッパー付き。
アイテムとしての希少性も高いですね。
正直チョコレート(ブラウン)はかなり欲しいです。
仮に19800とかならノールックで買ってたかも。(そりゃそうか)
カシミヤパーカーはユニクロ+J 2021年AWのラインナップにも入ってきましたね。
ユニクロ+Jのカシミヤブレンドパーカは実際に購入しました。
セルビッジデニム セットアップ
セルビッジデニムジャケットとセルビッジデニムパンツのセットアップ。
上下セルビッジデニムで25000円と考えるとかなりお得感あります。
最近デニムのセットアップが気分的にもキテるので、ZARA Originesで揃えてしまうのもアリですね。
筆者愛用デニムはメゾンキツネ。
レザーハンドバッグ(ボストンバッグ)
個人的にレザー製のボストンバッグを探していたところでタイムリーだったのでピック。
ZARA Originesは小物類も豊富で、レザー製やキャンバス製のバッグも充実しています。
レザー製ということを考えてもかなり割安。
かなり惹かれますが、もう少し金額を出せば選択肢も増えるので悩みどころではあります。
※その後、好みにドンピシャなボストンバッグをハンドメイドサイトCreemaで購入。
画像引用:ZARA Origins公式サイト
まとめ
ざっと見た中で今気になっているものをいくつかピックアップしてみました。
そのほか、アウター類も気にはなるのですが個人的にはダッフルコートが気分としてキテいるので、ダッフル出してくれてたらなーという思いがありつつ。
レザーシューズ類も豊富なのでこちらは実際に履いてみたい。
見れば見るほど全身すべてZARA Originesで欲しいものが揃っちゃう感がありますね。
かなり売れ線のアイテムラインナップなので、間もなく発売されるであろうユニクロ+Jの競合コレクションとして今後も注目していきたいと思います。
ではでは。