2020AW ユニクロUの秋冬新作レビュー。コーデュロイ素材の2アイテムとヒートテックコットンクルーネック T
年二回あるユニクロの恒例行事。
世界的デザイナーであるクリストフ・ルメールが手掛けるUNIQLO U 2020年秋冬新作が発売になりました。
春夏に続き、今季秋冬も大変な人気を博していると思いますが、今回筆者が購入したのはコーデュロイ製の2アイテムになります。
※10月26日に新発売となったヒートテックコットンクルーネック Tを購入しました。
ユニクロU 2020秋冬新作の総評
今季のユニクロU 2020秋冬のメンズアイテムに関しては、正直2020春夏コレクションほどの魅力は感じられませんでした。
2020春夏アイテムが歴代の中でもかなり挑戦的で目移りするくらいだったこともあるのですが、それに比べてまず選ぶ楽しさがあまり無く、目新しさのない「無難に置きに来た感」を感じてしまいました。
ジルサンダーとユニクロのコラボ「+J」の復活が発表されたこともあり、アウターやシャツ類に関しては、無理に購入するくらいなら+Jのラインナップの発表を待ちたいという心理的アンカーもある気はしています。
ユニクロUのメンズは春夏ほど魅力を感じないな
— あすき@モノズキ.com (@monozuki_online) September 17, 2020
一方レディースは過去1感ある🤔
一方、レディースラインに関してはかなり良さげ。
全体的にベーシックさを残し着回しが効きそうな形、そこへプラスワンしたような「ユニクロUらしさ」も感じられるアイテムが豊富なように見えます。(デニムコートあたりがツボ)
色味も良い。
ただし、レディースでいうとINES DE LA FRESSANGEのラインナップの方が秋冬らしさがありつつシックな華やかさもあってよさげな気もするので、あとは好みになるのかな、と。
ユニクロU 2020秋冬新作で買ったもの
さて、先述のようにそれほど心動かされなかった今季のユニクロUですが、その中から2点のアイテムを購入しました。
これらは、トレンドでもあり、昨年からフワッと探していたコーデュロイを使ったアイテムだったこともあって、好みにバッチリマッチしてくれたアイテム達。
コーデュロイワイドフィットスタンドカラーシャツ
こちらは、ユニクロUのラインナップ発売日である9月18日に先駆けて先行販売されていたコーデュロイワイドフィットスタンドカラーシャツです。
実はスタンドカラーのシャツ自体はそんなに好んで着ないのですが、コーデュロイの質感や色味、丈感が思いのほか良かったので他アイテムと一緒に購入してみました。
コーデュロイという、アイテムによっては野暮ったく見えがちな素材でありながら、細畝(ほそうね)仕上げのおかげでとても自然で上品な見栄え。さらに「ナチュラル」の色味も良く、万能感を感じたのが購入の決め手。
ビッグシルエットで温かみのある素材感なので、これからの季節にサッと羽織るのにも良さげ。
コーデュロイワイドワークパンツ
こちらは発表された際のルックを見て即購入を決めていた今季ユニクロUの本命アイテムコーデュロイワイドワークパンツ。
2020春夏コレクションで購入したワークストレートパンツが思いのほか良かったので、2020秋冬のラインナップにも良さげなワーク系のパンツが出るだろうと予想していたところ、コーデュロイ素材で出してくれた!
ちょうど昨年から年初にかけて、イイ感じのコーデュロイパンツを探していたところだったので、今の気分にバッチリハマるアイテムが登場してくれました。
ラフな印象のワークパンツのシルエットに、太畝(ふとうね)8ウェールのコーデュロイ生地を採用することで、柔らかく上品な印象をプラス。
2020春夏のワークストレートパンツのコットンツイル生地でも感じたのですが、チョイスする生地感との組み合わせが絶妙です。
フロントはボタンではなくフック留めを採用していて、脱ぎ履きのしやすさまで考慮されているディテール。
ワーク調の四角く深めのポケットの形もそうですが、しっかりと細部にこだわりが感じられるワークディティールが好きです。
1つ不満があるとすれば、カラー展開にスタンドカラーシャツの「ナチュラル」のような明るめのアイボリー系やベージュ系などをひとつ加えてほしかったなと思うところではあります。
筆者含め恐らく複数買いが増えたと思うのに、もったいない。
上下合わせて着ただけコーデ。
スタンドカラーシャツとワークパンツで畝の太さが異なるので、異素材で合わせてる感もあります。
コーデュロイスタンドカラーシャツの丈長感は、実際に着てみるとよりはっきり分かる。
ワイドシルエットと丈の長さで、ちょっとしたシャツコート感あり。
気になるアイテム
ここからは、今回購入した2つのアイテム以外で気になっているアイテムをいくつか。
スウェットパーカー&パンツ
まず上下でセットアップ可能なスウェットパーカーとスウェットパンツ。
超長綿を使用し、裏起毛加工を施した肌触りの良い素材感。
特にパーカーに採用されているピンクカラーの色味が抜群に良い。
セールも狙いたいところですがそこまでに売り切れも全然有りそうなので、気持ちが高まったら購入するかも。
ブロードシャツ
続いてブロードシャツ。
シルエットはもとより、ボタンの質感がとても好み。
ただ、綺麗めシャツというと「ジルサンダー」がどうしてもチラつく…ので、こちらもまずは様子見ですね。
ヒートテックコットンクルーネックT
こちらは11月に発売予定のヒートテックコットンクルーネックT。
春夏に出たエアリズムコットンオーバーサイズTシャツの長袖ヒートテック版と言う感じでしょうかね。
普段はベルメゾンのホットコットかZOZOのゾゾヒート派なのですが、これは多分買ってしまう。そもそもインナー(肌着)とはカテゴリーが違うし。
正直1000%売れる予感しかしない。
エアリズムコットンTの発売とヒットの時点でこれは規定路線でしょう。
※追記
ヒートテックコットンT購入しました。カラーはブラックとナチュラルをチョイス。
エアリズムコットンTと比較すると、肌着感も割と残っている印象。ツヤ感は控えめ。
生地も割りと薄手というか、素材構成の影響か透け感もあります。
特にホワイトに関しては一枚でO.Kとはなかなか言いにくい素材感ではあります。
ただ、機能性を兼ね備えていることを考えると十分良質。
伸縮性もありつつ、形が崩れない程度のハリ感はあるので、オーバーサイズで着てもだらしなくは見えない。
カラーはナチュラル(オフホワイト)が一番バランスが良い感じ。
首元が高い位置までしっかり詰まっていて袖口のリブ部分もしっかりしているので、少し大き目を選んでゆるっと着た方が可愛いと思う。
オフホワイトの色味をスウェットっぽく使いたかったけど、アウターとして使ったときに生地の薄さが質感的にどうかなー?という感じ。
ヒートテック機能そのまま(コットン混である分、インナーVer.より温もりと保温持続性も感じる)なので、部屋着やパジャマとして使うのは全然有り。
伸縮性があるので着心地も悪くなく、総合的な機能性はインナーVer.よりも優秀かと。
寝間着代わりに使うなら、エアリズムとか肌着を一枚挟んどいた方が寝汗による冷え対策にも有効。
画像引用:ユニクロ公式サイト
ユニクロU 2020秋冬新作 まとめ
今回のユニクロU 2020秋冬の新作は、トータルで見るとややインパクトに欠けるラインナップだったことは否めませんが、筆者個人の好みで言うと、ピンポイントで欲しかったようなアイテムがドンピシャで出てくれたので結果オーライといったところ。
今年はジルサンダーコラボの+Jが出るということもあって、特にアウターとシャツに関してはジルサンダーコラボの方が期待値としては高いと思います。
世界的なデザイナーであるルメールのコレクションを前にしてこんな感情を抱くのもなんとも贅沢な気もしますが、それだけユニクロUが当たり前の存在になっているあらわれ。ある意味この感覚が恐ろしい…
ルメールのアイテムの次がジルサンダー待ちという今年の秋冬シーズンを楽しみたいと思います。
ではでは。