ヨウジヤマモトがデザインしたスーパースター。スエードとレザーを組み合わせた50周年アニバーサリー限定モデル
先日ナノ・ユニバースの店頭でたまたま見かけた黒のスーパースター。
通常モデルには無い素材の組み合わせで、セール価格になっていることもあって購入したのですが、調べてみると「ヨウジヤマモトがデザインを監修した」との文言が載っているではありませんか。
50周年を迎えたスーパースター限定コラボ、販売店舗も限られているアイテムということでレビューしてみたいと思います。
adidasとヨウジヤマモト
ヨウジヤマモトとは、山本耀司がデザイナーを務める日本を代表するパリコレブランド。
コム・デ・ギャルソン、イッセイミヤケとともに御三家と評され、日本のモード系デザイナーズブランドの代表格として高い評価を獲得しています。
最近では、メディアアーティストの落合陽一さんが着ているブランドということで目にする機会が増えたという人も多いはず。
黒を基本としたブランドカラーに、風と空気を纏ったような美しいドレープとボリューム感が特徴的なブランド。
そんなモード系ブランドの代表であるヨウジヤマモトとスポーツブランドの雄adidas(アディダス)がタッグを組んだのは2003年、ヨウジヤマモトの頭文字とadidasのブランドアイコンである「スリーストライプス」を意味するブランド名Y-3がスタートしました。
Y-3は、スポーツウェアの機能性とモードのファッション性・デザイン性を融合したブランドとして、現在まで続く人気を獲得しました。
SUPERSTAR Designed by Yohji Yamamoto
さて、adidasとヨウジヤマモトの関係性を踏まえた上で、今回購入したスーパースターについて。
筆者も最近気分なスーパースター。
Y-3ブランドとしても、スーパースターをベースにデザインされた「Yohji Star(ヨウジスター)」なるモデルも販売されているのですが、あちらは完全にY-3モデルとしてデザインを再構築しているのに対し、今作はあくまでもスーパースターのデザインを踏襲し、"ヨウジヤマモトが「デザイン監修」をした"という形になっています。
アッパー素材
アッパーの素材には黒のスエードを採用。
柔らかく足馴染みも良いので、履き心地としても好感触。
スリーストライプス
スーパースターのアイコンでもあるスリーストライプスにはブラックのレザーを採用。
アッパーと同系色の黒に統一しながら、異なる素材を採用しミックスすることで、それぞれの素材の光沢感やツヤ感の違いがより鮮明に浮かび上がるよう。
シェルトゥ
シェルトゥにはホワイトのカラーを採用。
スーパースター80sなどにも採用されている表面の凹凸にざらつきのあるタイプ。
ヒール
スリーストライプスと並び、スーパースターのもう一つのアイコンであるヒールのトレフォイルロゴは真っさらなホワイトを採用。
シェルトゥやアウトソールのカラーと統一感を持たせることで、アッパーのブラックカラーとの対比がより強調されています。
シュータン
シュータンには、通称「金ベロ」と呼ばれるゴールドのブランドロゴを配置。
ゴールドのピンポイント使いが程よいアクセントに。
付属している白黒2色のシューレースは、どちらもゴールドのメタルチップを採用しているので、ここにもゴールドカラー使いの統一感が感じられます。
デュブレ
ブランドロゴである「La marque aux 3 bandes」の文字が入った樹脂製デュブレ。
ボリューム感があるので、靴の先端で目を惹くアクセントに。
まとめ
ヨウジヤマモトがデザインしたスーパースターは、黒・白・ゴールドという定番スーパースターの"B-side"(B面)ブランドカラーを見事に調和させた1足。
スエードや表皮レザーなど、異素材をミックスしたデザイン性にも特別感が感じられます。
スーパースターの50周年を記念した限定モデルということで、販売店の展開も限定的。ヨウジデザインという情報もあまり前面に出していないので、ヨウジヤマモト。Y-3好きの方は是非チェックしてみてください。
ヘビロテ中のスーパースター リーコンとはまた異なった高級感が感じられます。
プレミアムなフルグレインレザー仕様。アディダスのスーパースター80’s RECON/リーコンをレビュー
ではでは。