ROGIC(ロジック)のペイズリーカーゴパンツをレビュー。ストリートで熱視線を集める最注目ブランド
ストリート系の国内ブランドの中で、今一番カッコいいパンツと言っても決して言い過ぎでは無い唯一無二のブランドROGIC(ロジック)のペイズリーカーゴパンツ。
どんなコーデに合わせても主役になる、圧倒的なこだわりと存在感のあるパンツが魅力のブランドです。
毎シーズン売り切れが続出するほど人気を集めるROGICのペイズリーパンツについて、ブランドの背景やサイズ感を踏まえながらレビューしてみたいと思います。
ROGIC(ロジック)とは
ROGIC(ロジック)とは、ラグジュアリーストリートブランドOff-White(オフホワイト)の旗艦店である「Off-White Tokyo」のオープニングスタッフとしてバイヤーも務める女性デザイナーMao Kashimada(マオ・カシマダ)氏による東京発のブランド。
2018年に設立された新進気鋭のブランドです。
ブランドのシグネチャーアイテムであるペイズリーパンツをメインに、アニマル柄やジップ・ベルトなどのギミックを大胆にあしらった、斬新なデザインが特徴的なアイテムを多くリリースしています。
中でも、特にパンツへのこだわりが半端じゃない模様。(下記Pen-onlineインタビュー記事参照)
「理想のパンツを追求した結果、自分で作った方が早い」と、ブランド創設のきっかけについて語られています。
ひとつひとつが主役級のインパクトのあるアイテム達で、Off-Whiteの創業者でありルイ・ヴィトンのデザイナーでもあるヴァージル・アブローをはじめ、ビリー・アイリッシュなどの海外アーティストも着用し話題を集めるなど、今最も注目度の高い国内ブランドのひとつと言えるでしょう。
今回はROGICブランドの象徴であり定番アイテムでもあるペイズリーパンツについて紹介します。
ROGICの象徴 ペイズリー柄ボンデージカーゴパンツ
ひと目で心奪われるインパクト抜群のパンツ。
ROGIC定番となっているボリューム感のあるボンデージシルエットを基調に、毎シーズン様々なカラーがリリースされています。
また、シーズンリリースとは別のタイミングで限定色がリリースされることもあり、即完する程の人気を集めています。
新作・限定色のリリース情報はデザイナーMAOさんのインスタでも告知されるので、逃したくない人はフォロー必須です。
今季2021SSではブルーとピンクのそれぞれを基調とした2色が新色としてリリースされ、筆者の好みにマッチしたピンクベースのペイズリー柄をチョイスしました。
ペイズリーパンツのディティール
ここからはROGICのペイズリーパンツの各部ディティールについて。
ボリューム感抜群のシルエット
ペイズリー柄を全面に配し、ボリューム感を感じさせるシルエット。
通常パンツにある4ポケットに加え、サイドと前面ひざ下にカーゴポケットを備えた計8ポケット仕様。
随所にベルトストラップを施すことで、絞ってシルエットを変化させることが出来ます。
モードとストリートが混ざり合ったようなパンキッシュスタイル。ミリタリーテイストも感じる。
サイズ感
見た目のインパクトやボリューム感とは裏腹に、実際に足を通してみるとそれほどワイド感はそれほど無く、むしろスッキリと履ける印象。
Sサイズで29~30インチ、Mサイズで31~32インチ、Lサイズで33~34インチくらいの感覚ですが、いつものウエストサイズでチョイスすると少しタイトな印象だったので1サイズ上を選びました。
サイズ選びの際は、各部位のベルトを絞ってシルエット変化のギミックを楽しむ意味でも、やや大き目をチョイスしてウエストで調整するのがオススメ。
(MAOさんも大きめを少しゆるっと履くことを推奨している模様)
3面マチ付きカーゴポケット
ボリュームを感じさせる肝になっているカーゴポケット。
両サイドと下面にマチのついたボリューミーな仕立てになっています。
これは、ワイドシルエットでお馴染みのフレンチミリタリーパンツM-47のカーゴポケットと同じ手法ですね。
M-47は太めのドカンストレートですが、ROGICに関してはパンツ自体の太さは抑えられているのが対照的。
よりモダンなシルエットの場合、片面マチで特に前からのシルエットをスッキリとさせることが多い中、ROGICのペイズリーパンツはカーゴポケットを3面マチ(サイドはフラップ上部にもマチがあるので4面マチ)にすることでより立体的な広がりのあるボリューム感を演出しています。
履き心地はスッキリとしているのに見た目のボリューム感・インパクトがあるのは、こういったディティールの小技が効いているからかと。
後ろ姿のシルエット
前から見た時のインパクトも魅力的ですが、なにげに後ろからのシルエットが驚くほど綺麗で、前後のギャップが秀逸。
スッキリとしたシルエットに、スナップボタン式のフラップ付きバックポケットがアクセント。
前後で印象が変わる立体的なデザインをしっかり感じられますね。
ウエストに入ったベージュのテキスタイルパッチがヴィンテージな雰囲気を醸し出しています。
コーデの汎用性が高い
ド派手な見た目から、一見するとコーデの難易度が高そうに感じられるのですが、実際に合わせて見ると意外にもどんなアイテムとも合わせやすく、汎用性の高さに驚かされます。
無地の白Tなど、シンプルなトップスはもちろん
柄×柄コーデのアロハシャツ(GU×アンダーカバー コラボパジャマ)
グラフィックTとも相性良し。(ROGIC×STUDIO33のコラボT)
グレーのスウェットと合わせると、こなれた仕上がりで可愛い。
洗いざらしオックスシャツと合わせて、少し上品なカジュアルスタイルもあり。
Aラインを意識したコーデなら何でもありなんじゃないかと思わされます。(もともとAラインシルエットが好きなのもあるかもしれませんが)
加えて、最近では上下ともにビッグサイズを着ても違和感の無い風潮があるので、本当に何でもありかも。
基本的にはパンツをキーアイテムに、トップスはシンプルに合わせた方が納まりは良いです。当然だけど
要は「主役級のパンツがあれば無敵!」ってことで…
ROGIC まとめ
多少値は張りますが、それに見合った満足感が得られるパンツになっていると思います。
見た目のインパクトやボリューム感と、実際に履いた時のサイズ感が絶妙過ぎますね。
表地のガシッと感のある生地とは裏腹に、綿100ならではのサラッとした肌触りで履き心地も悪くないです。
もちろんスニーカーにもバッチリ合うので、スニーカー好きは一本持っておいて損は無いと思います。
価格が価格だけになかなか複数買いしにくいところではありますが、他カラーや限定カラーも思わず欲しくなる。
もしハーフパンツなんて出たらそれも人気が出そう。というか欲しい。
ハットやコラボスニーカーなども展開しているので、今後の展開にも注目したいブランドです。
男女問わずオススメ。
ではでは。