経年変化が楽しめる!RED WING(レッドウィング)のサイドゴアチェルシーブーツ『Classic Chelsea(クラシックチェルシー)』
アメリカンワークブーツの定番ブランドといえばRED WING(レッドウィング)。
質実剛健、伝統とクラフトマンシップに支えられ、創業から100年以上の歴史を持つ老舗ワークブーツブランド。
レッドウィングと言えば、名作と名高いアイリッシュセッターのような編み上げワークブーツが定番ですが、今回筆者が手にしたのは、サイドゴア仕様のチェルシーブーツであるClassic Chelsea(クラシックチェルシー)です。
イギリスのチェルシー地区が語源とされるチェルシーブーツは、ちょっぴりフォーマル感のあるキレイめブーツ。
レッドウィングのワーク感や無骨さがやや抑えられ、クラシックで伝統的な雰囲気が漂わせながら、靴紐の結びなおしがいらないので脱ぎ履きも容易なのが利点。
また、レッドウィングのクラシックチェルシーでは経年変化が楽しめる上質な素材を採用。
見た目と実用性を兼ね備えた一足に仕上げています。
というわけで、さっそく見ていきましょう。
レッドウィングのチェルシーブーツ
発売以来ジワジワと人気が高まるレッドウィングのクラシックチェルシー。
カラーは、
- #3190 アンバー・ハーネス
- #3191 エボニー・ハーネス
- #3192 ホーソーン・ミュールスキナー
- #3194 ブラック・ハーネス(2023新色)
以上のカラー展開。
ハーネスとエボニーはプルアップレザー(オイルドレザー)、ミュールスキナーはラフアウトレザー(起毛なめし革)をそれぞれ採用していて、今回購入したのはプルアップレザー仕様の#3191 エボニーです。
#3191 エボニー
#3191 エボニーは、履き込んでいくうちに下地のブラウンが表に出てくるという渋さと深みのある黒茶色。
オイルたっぷりのプルアップレザー仕様で、味わいのある経年変化が楽しめます。
素材の美しさが際立ちますね。
シワや傷も味になるタイプのヤツ。
サイドゴア
チェルシーブーツは脱ぎ履きのしやすいサイドゴア仕様。
チェルシーブーツの起源としては1800年代、イギリスのヴィクトリア女王のために、脱ぎ履きのしやすいブーツをロンドンの職人が仕立てたのが始まり。
そののち、乗馬用の実用性ブーツとして普及し、パンク・ロックブームでリバイバルという流れ。
歴史に裏付けられた、実用性とフォーマル感を併せ持ったブーツというワケですね。
サイドのゴムは履き初めは気持ち硬めですが、その分フィット感も抜群で安定感があるし、履き込んでいくうちに足に馴染んできます。
ソール
アウトソールはレッドウィング定番のトラクショントレッド・ソール。
クラシックチェルシーエボニーでは、ブラックのソールを採用することでアッパーのカラーと統一感をもたせていて、凄く好み。
アッパーの渋みとフォーマル感がより一層際立つ。
このソールカラーとの組み合わせもお気に入りポイントです。
製法としては、レッドウィングではお馴染みのオールアラウンド・グッドイヤーウエルト製法(ウェルトがグルッと一周している仕様で、『360度グッドイヤー』とも呼ばれる)。
ソールがすり減ってきたら交換も可能です。
インソールはポロン素材採用のレザーインソール。
クッションが効いていて、見た目の無骨さとは裏腹に気持ちの良い履き心地なのです。
ワークブーツらしからぬ、柔らかで快適な履き心地も人気の秘密。
サイズ感
ここからクラシックチェルシーのサイズ感について。
クラシックチェルシーには、レッドウィング定番アイリッシュセッターと同じ木型である8番ラストが採用されています。
なので、普段同様の木型モデルのレッドウィングを履いている人であれば、同じサイズ感でほぼ問題なし。
スニーカーとのサイズ比較として、筆者の感覚では
- 普段スニーカーをジャストサイズで履いている人→ワンサイズ下をチョイス
- サイズ感に余裕のあるスニーカーを履いている人→1.5サイズ下をチョイス
これが一番しっくりくる気がしますね。(普段履いているスニーカーのブランドにも寄るけど…)
レッドウィング公式がサイズ選びの参考に出している資料も見て見ると良いでしょう→レッドウィング公式データ(PDFが開きます)
例えばサイズ表で足長実寸ジャストで選んでも捨て寸(爪先の余裕)もシッカリ確保でき、ワイズ(横幅)も余裕がある造りなので、サイズ感としてはやや大き目と言えるでしょう。
その後の経年変化
約1年ちょっとの経年変化。
新品の時点ですでに味がありましたが、ちょっとした傷もまたイイ雰囲気を醸し出してくれる。
冬場の相棒と化しています。
まとめ
1年中でも履きたい実用靴。
秋冬はもちろん、雨の季節や短パンorクロップド丈に合わせても様になる相棒です。
ハードなレッドウィングのイメージとは若干異なりますが、素材感や造りなどはしっかりレッドウィングを感じられる一足。
ワークブーツに少し飽きが来た方や少しキレイ目にブーツを履きたい方、脱ぎ履きがしやすいブーツを探している方など、2足目3足目のブーツとしてもオススメです。
カラー展開の中のお気に入りの一足を見つけてみてください。
ではでは。