WiMAX 2+から楽天モバイルのポケットWi-Fiに切り替えた理由。
基地局が着々と増設されていることでようやく実用性が追い付いてきた感のある楽天モバイル。
スマホの通常利用に関しては、筆者はもともとドコモユーザーで現ahamoユーザーなのですが、PCをつなぐネット環境に関しては自宅内外にかかわらず持ち運べて便利なWiMAXユーザーでした。
基本的に通常時であればオンラインゲームなどの大容量通信もしないので、WiMAX2+の基本目制限「3日で10ギガ超えると翌日の混雑時間に低速」という縛りの範囲内で十分ではあったのですが、とはいえ高画質の動画を連続再生などしていると意外と制限にかかることもしばしば。(年末などの連休はサブスク配信で消耗しがち)
そんな中、2020年にスタートした楽天モバイルアンリミテッドという4G通信無制限2980円というお化けプランの登場で一気に状況が変化。
初期申し込みのGalaxy端末でテザリング運用していましたが、今回楽天モバイルのポケットワイファイを申し込んだのでご紹介します。
楽天モバイルの通信環境が改善されてきた
今回、WiMAXの利用をやめて楽天のポケットWi-Fiを申し込むことにした最大の要因として「通信環境が改善されてきた」という点がまず挙げられます。
リリース当初は、当然ながら基地局の数が限られていたことによって楽天回線エリアが極端に狭く、都内でも少し郊外に移れば楽天回線エリア外、地方に至っては楽天回線エリアを探す方が難しいというような状況でした。
それが2022年1月現在はというと、下記の通信サービスエリアのマップで見てみると
かなりの人口カバー率を実現。(2021年10月時点で人口カバー率94%突破、2022年春までに96%を目標に掲げています。)
関東圏の主要部はほぼほぼつながるような状況。
スカスカだった地方部においてもかなり赤色が浸食しているのが見て取れます。
楽天モバイルでは、楽天回線エリア外だと自動的にパートナー回線(au回線)に接続されてしまい、パートナー回線で5Gの通信容量を消費してしまうとその月はずっと速度制限(1Mbps)がかかるというデメリットがあります。
つまり、エリア外での使用がメインの人にとっては、楽天モバイルの最大のメリットである4G & 5G データ使い放題の恩恵が受けられなくなってしまうのであまり意味が無かったわけです。
それが最近になって、ようやくエリア拡大についても実感してきたため、今回楽天のポケットWi-Fiに切り替えたというワケ。
現在楽天モバイルの契約に悩んでいる人は、まずはしっかりサービスエリアの確認を行い、自身のメイン利用エリアでデータ使い放題の恩恵が得られるかをしっかり見極めてから申し込むのをオススメします。
都内住みか或いは地方でも主要都市住みの人は、今後のエリア拡大と合わせてほぼほぼ心配無いとは思いますが、念のため。
Rakuten WiFi Pocket 2
今回申し込んだのはRakuten WiFi Pocket 2という端末。
ZTE社製。
他にもAtermというNEC製の端末もラインナップされていますが、本体価格1円キャンペーンが開催されているので迷わずRakuten WiFi Pocket 2にしました。
ちなみに、長年WiMAXユーザーとしてNEC製やHUAWEI製のWi-Fi端末を新旧含めて様々使ってきましたが、同一環境における通信のつながりやすさの優劣を実感したことは無いので、大手メーカー製の機器であればそこまでメーカーを気にする必要はないと思います。(連続使用時間など、スペック上の優劣は当然あります)
楽天パンダが可愛い
本体写真。
1月1日元日のお昼に注文して翌日に発送という、あまりの速さにちょっとびっくり。(申し込んだ日も申し込んだ日だし)
印刷された楽天パンダのシュワッチが腹立っ…(ゴホン)可愛い!
いや、ホントに可愛いので筆者は好きですよ楽天パンダ。
電波飛ばしてます感出てます。
完全に余談ですけど、楽天パンダはアイコンキャラ物としてかなり完成度の高い貴重な成功例ですね。
正式名称は「お買い物パンダ」らしいです。
microSIM対応
基本的にSIMを挿入してその場ですぐ使える手軽さで難しい設定は一切いらないのですが、利用スタート時の注意点として、Rakuten WiFi Pocket 2はmicroSIM(マイクロシム)対応端末であるということ。
端末と一緒にSIMカードも送られてくるのですが、最小のnanoSIM(ナノシム)サイズで切り離さないように注意してください。
本体規格に合わなくなるので。
一応SIMサイズ変換用のアダプタも売ってますが、楽天で。
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ただ動作保証はされないと思うので、とにかく最初のカード切り離し段階でうっかりナノシムサイズで切り離さないように注意しましょう。
通信状況と今後の課題
通信状況について、筆者はポケットWi-Fi端末を申し込む前から既に分かっていたので、利用環境としては基本的にそのまま。
高速データ通信使い放題という快適な環境で利用できています。
楽天回線エリアが順調に(当初の予定よりやや遅れながらも)拡大してきた中で、今後の改善点としてはやはり建物内での利用についてでしょうか。
そもそも楽天に割り当てられている周波数帯は障害物に弱い(回り込みにくい)という特性があるため、屋内でのつながらないというケースがまだまだ多いと思います。
基地局自体の数が増え、またRakuten Casaという屋内用ミニ基地局の設置を推進することでかなり状況は改善されたと思いますが、それでもまだまだ改善の余地があるのが現状かと。
プラチナバンドの再割り当ての要望など、今後の動きにも注目していきましょう。
まとめ
もともとギャラクシー端末のテザリングで快適につながることは分かっていたので特に驚きは無かった今回の楽天ポケットWi-Fi契約。
あえて挙げるなら、Galaxy端末と比べて小型化したので持ち運びしやすくなったのは利点ですかね。
基本的なインターネット接続によるブラウジング、スマホゲーム、動画視聴などに関しての通信速度はまったく問題なし。
Zoomなどのリモート会議でも特に不具合なく使用できています。
この回線速度で、持ち運びが出来て、データ容量使い放題なら利用しない手は無いと思います。
筆者はWiMAXを持ち歩くようになってからスマホの「パケ死」というものをほぼ経験しなくなっていたのですが、WiMAXの3日で10ギガ制限には時々かかっていました。
楽天モバイルのWi-Fiなら、その制限すらなく使い放題ということなので、仮にサブとして契約しても恩恵は絶大。
スマホのデータプランを低く抑えてWi-Fiで運用、が一番おすすめ。
ぜひ活用してみてくださね。
ではでは。