P.F.Flyers “Center Lo” × Universal Works コラボモデル
前回「New Balance M1500 30周年記念モデル」についての記事を書きましたが、今回海外通販セレクトショップ「END.」を利用して購入しました。
その理由としては、価格的にお得だからというのがまず第一の理由ではあるのですが、それともう一つ、「END.」では扱っていて日本ではなかなか購入しにくいブランドのスニーカーを併せて購入しようと思ったことが理由だったりします。
それがこちら
P.F.Flyers “Center Lo” × Universal Works コラボモデル
P.F.Flyers(ピーエフ フライヤーズ)というブランド。皆さんはご存知ですか?
PF Flyersの特徴と歴史
スニーカーブランドとしてP.F.Flyersが誕生したのは1930年代のアメリカ。ブランド名の由来にもなっている画期的なインソール「Posture Foundation(ポスチャー ファウンデーション)」を開発したことから始まりました。
Posuture(姿勢)、Foundation(土台、基礎)の名前からも分かる通り、理想的な姿勢を保つための傾斜がインソールアーチに施されており、クッション性の高さから足の疲労感をも軽減。その快適な履き心地は、当時「魔法のシューズ」とまで賞され、大変な好評を得たようです。
70年代に入るころにはキャンバススニーカーのパイオニアとして高い知名度と市場シェアを獲得していたものの、事業売却をきっかけに暗転。反トラスト法(日本でいう独占禁止法)の影響により一度は休眠状態に。
その後長い時を経て、2001年にNewBalanceが事業を買収。2003年にはP.F.Flyersブランドを再構築し、再び世に出ることとなりました。(日本での販売はニューバランス・ジャパンが代理店を担っていましたが、2014年に撤退)
NewBalanceの品質と独自インソールの技術、全盛期に席巻したクラシカルなデザインの融合により、PF Flyersは徐々に勢いを取り戻してきています。
P.F.Flyers × Universal Works
ここからは今回購入したP.F.Flyersと英国ブランドUniversal Worksのコラボモデル「Center Lo」について。
通常モデルのCenter Loであればヘビーウェイトのキャンバス地を使用しているのですが、こちらのコラボモデルでは米国産のプレミアムスエードを採用。
上質な肌触りとズシッとした重厚さが高級感を感じさせる。
付属のシューレース(靴ひも)は蝋引きコットン製。
ヒールにはユニバーサルワークス仕様で黄色に染まったロゴ。
アウトソールはダイヤモンド型が特徴的な形状。ここでもコラボモデルオリジナルのイエローがソール全面に配色されている。
真上から覗き込むと噂の独自インソール「Posture Foundaton」の文字が。
こちらもしっかりUniversal Worksカラー。
インソールを真横から見ると、土踏まずにあたるアーチ部分に厚みがあるのがよく分かる。
特許を持っているこの形状とクッション性能が、かつて「魔法の靴」とまで呼ばれた履き心地の良さの秘密。
まとめ
PF Flyersは、各ディティールの独特な形状が生み出すファッション性はもとより、独自インソールによる履き心地の良さも兼ね備えた特殊なローテクスニーカーという立ち位置。今回手にしたのはコラボモデルのため通常版とは若干仕様は異なるものの、その他リリースされているモデルにも大いに期待させられる品質の高さを感じました。
サイズ感としては、NewBalanceなど細身のスニーカーと同じサイズでジャスト。更にハーフサイズアップでも違和感が無さそうな履き心地。
難点は日本国内での入手のしにくさでしょう。購入前に実物を手にするのが難しい点も大きなデメリット。
これからより一層人気が高まれば、日本でも再び正式な形で流通することがあるかもしれません。
これからも注目していきたいと思います。
追記
Universal Worksオリジナルカラーに合わせて、靴紐も「VINCENT SHOELACE」の福木染めモデル『TRAVIS Fukugi』をチョイス。
ではでは。