メンズパールネックレスの選び方。カジュアルに取り入れたいトレンド
ここ数年でにわかに注目を集めるのがメンズパールというトレンド。
パール=真珠のネックレスというと、日本では主に女性が冠婚葬祭で身に着けるというイメージが根強く、その女性でさえも日常的に着用することは少なめ。
「フォーマル」「かしこまった場」という非常に限定的なシーンでのみ活躍するアイテムであるように思われます。
しかし、ヨーロッパではもう少しカジュアルにパールアクセサリーを楽しむという文化が出来上がっているくらいなので、それが男性のコーデにまで降りてきてもそこまで違和感はないのではないでしょうか。
パワーストーンという呼称が一般的に流行して、天然石や宝石の類が形を変えて男女問わず日常的に取り入れられるようになったのと同様。
日本の真珠産業は歴史も長く、アコヤパールを筆頭とした国産パールは世界的にも高い評価を獲得しているほどで、せっかくエレガントなアイテムとしてトレンド入りしているならば、これを機にメンズパールのアイテムをコーデに取り入れていくのも悪くないなと思い始めました。
というわけで少し前からメンズのパールアイテムやパールネックレスで好みに合うものを探していたのですが、ちょうどイメージにピッタリのパールネックレスを見つけたのでご紹介したいと思います。
パールアイテムを選ぶ際に意識したポイントもまとめました。
キーワードはカジュアル&ジェンダーレス。
トレンドのメンズパール
ここ数年で静かにトレンド入りしているメンズパールというカテゴリ。
マークジェイコブスや1Dのハリースタイルズを筆頭に、海外セレブの間に人気が広がっている(ってホント?)
コムデギャルソンがミキモトとタッグを組んでメンズパールコレクションを発表し、今年2021年にはコラボ第2弾が発売になりました。
様々なブランドからパールアイテムがリリースされています。
ここ日本でパールアクセが流行るかというと筆者は割と懐疑的に見ているのですが、とはいえ天然石やジュエリー、シルバーアクセが好きな筆者個人としては、このブームに乗じてぜひとも手に入れておきたい!ということで昨年当たりからボチボチと探していました。
メンズパールネックレスの選び方
今回紹介するパールネックレスがこちら。
イイ感じのパールアイテムを探していたところ、ハンドメイドクリエイターから直接商品を購入できるオンラインマーケットCreema(クリーマ)に偶然たどり着いて購入しました。
→日本最大級のハンドメイドマーケット。作り手のこだわりが詰まった作品に出会える。Creema
froopという名前で活動しているクリエイターさんの作品。
ずっと探していたパールアイテムのイメージにドンピシャでした。
なぜこの作品にたどり着いたのか、メンズパールを選ぶ際に注目したポイントをいくつか挙げてみたいと思います。
パールの形
一般的なパールの価値基準としては、完全な球体に近く(ラウンドパール)粒が大きいものの方が価値が高いとされています。
が、こうした真球体で粒が大きいものはどうしても女性が冠婚葬祭でつけるフォーマルなイメージが強すぎます。
実際ヨーロッパなどでは、「粒が大きく均一な球体の真珠はナイトシーンで着用する」「日常使いには小粒で」など、大きさや形によって着用シーンが決まっていたりするようです。
なので、メンズパールとして選ぶ際には、よりカジュアルさを意識した小粒で不揃いのバロックパール(=「歪んだパール」の意味)や、ポテトやライスと呼ばれる文字通りポテト型・ライス型の粒を使用したものを選んだほうがメンズでも違和感が少なく着用できるのでオススメです。
バロックパールのいびつさはモノによってまちまちですが、froopさんの作品ではポテトパールを使用しているので小粒でも上品。
パールらしい球状の印象もしっかり感じることが出来ます。
バイカラー
パールには白やオフホワイト以外にも様々な色があって、その中でもピーコックグリーンと呼ばれる黒真珠が男性にもオススメ。
特にホワイトとピーコックのバイカラーなら、お互いの色味を引き立たせつつ、嫌みにもならないので。
froopさんの作品では、単純に半分で色分けされているのではなく、お互いの色味に混ざり合うような絶妙なバランスで配置された7粒のパールがポイント。
アシンメトリーさがよりカジュアルでジェンダレスな雰囲気を醸し出してくれています。
異素材使い
パールのみで組まれたものよりも、他の天然石やビーズなどと組み合わせた方がよりカジュアルライクな印象になります。
froopさんの作品では、ピーコックパールの間に小粒のオニキスを入れてピーコックの丸みを強調させています。
これによって黒を自然に際立たせてくれる効果も。
アシンメトリーのバイカラーにオニキスをポイントで組み合わせる、このセンスに惚れました。
その他、一般的なブランドではビーズなどとの組み合わせも人気。
カラフルなカラーがカジュアルさを強調。
少し民族的な意匠も強くなりますね。
パールらしさがかなり抑えられるので、初心者向きではあると思います。
気軽に取り入れやすいのも魅力。
シルバー製もオススメ
正確には真珠パールではなくなるのですが、シルバー製の球体から始めるのもアリ。
いわゆるボールチェーンの部類です。
こちらはネイティブアメリカンのナバホ族が手作りで仕上げるナバホパールと呼ばれるアクセサリー。
シルバー製ならそれほど抵抗なく身につけられる方も多いと思うので、まずは球体のアクセサリーに慣れるという意味合いでもオススメです。
ブレスレット型も良い雰囲気。
角度や光の当たり方によって、案外真珠パール見えすることもしばしば。
真珠パールとの重ねづけにも使えます。
トレンドのメンズパールとは少し意味合いが違ってきますが、こういうものもあるよってことで紹介しておきます。
純銀製なので、価格も印象も粒の大きさによって結構変わりますね。
まとめ
ここ数年のトレンドからじわじわと注目を集めているので、気になっていた方の参考になれば幸いです。
また、Creemaに出店しているfroopさんでは、今回紹介したアイテム以外でもジェンダーレスで着用できそうな様々なパールアイテムをリリースされているので、こちらもあわせてチェックしてみてください。
ではでは。