New Balance(ニューバランス)のインソールRCP130の驚異的な軽さ。さながら雲の上を歩むがごとく
New Balanceのインソールについては、以前、最新モデルのRCP280について紹介しました。
RCP280インソールによってグレードアップされた履き心地は、ただでさえ定評のあるNew balanceの履き心地をさらに上質なものにブースト。
ニューバランスのインソールテクノロジーにすっかり魅了される結果に。
その経験から、今回はより軽量でソフトなクッション性を持つモデルであるNewBalance ライトウェイトインソールRCP130も試してみたいと思い購入したのでレビューして見たいと思います。
RCP280の履き心地とはまた違う良さが感じられるアイテムです。
現役のパフォーマーである三浦大知さん愛用としても名高いインソール。
New Balance(ニューバランス)ライトウェイトインソール RCP130
製品名 | ライトウェイトインソール / RCP130 |
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木型 | PL-2 |
スペック | REVLITE(レブライト)、ナノフロント |
価格 | 1000円(税抜き) |
- NewBalance(ニューバランス) ライトウェイトインソール RCP130とは?
- ニューバランスがランニングシューズで培った技術を生かし開発したREVLITEソールを採用。クッション性と軽量性を重視したモデルとなっています。RCP130は「Light Weight」の名の通り、なんといっても驚くほどの軽さが最大の売り!
軽さの秘密は採用されている素材にあるわけですが、ここで改めてNew Balanceインソールの各モデルについておさらいをしておきましょう。
NewBalanceインソールの特徴をおさらい
RCP280のレビュー記事で紹介したように、New Balanceのテクノロジーが詰まったカップインソールは全部で3種類。
これら三種類の違いは、主に搭載されているテクノロジーの違いに有り!
RCP130→軽量性・クッション性に優れたREVLITE搭載。表地にナノファイバー素材である「ナノフロント」を採用
RCP150→衝撃吸収性・反発性に優れたABZORB搭載。アーチサポートによる安定性に長けたTPUスタビライザー搭載
RCP280→RCP130とRCP150の形状を継承。ABZORBとTPUスタビライザー搭載。表地にナノフロント採用
- RCP130→軽量クッション型・グリップ力あり
- RCP150→衝撃吸収弾力型・ホールド力あり
- RCP280→衝撃吸収弾力型・グリップ力+ホールド力あり
このような特徴となっています。
前回購入したRCP280はやや重量のあるABZORB(アブゾーブ)を搭載した衝撃吸収型だったので、軽量クッション重視のRCP130を体験してみたくなり購入しました。
裏書きの説明にもあるように、シューズ内の快適性を保つ役割も果たします。
RCP280との実際の履き心地の違いを比較するため、前回に引き続き、今回もNewBalance MS574に装着。
素材や役割自体全く違うものなので履き心地が変わるのは当然として、実際に細かい違いを感じられるかが注目するポイント。
前回試したRCP280によってNew Balance製インソールへの信頼が高まったため、試し履きする楽しみが増えました。
ちなみに、RCP130はニューバランスのブランドアンバサダーに就任した三浦大知さんがオススメとして名前を挙げたインソールということで、これまでのNewBalanceユーザーのみならず、三浦大知ファンの方々からもにわかに注目を集めているモデルの様です。
あれだけ激しく踊るパフォーマーにとって、そのパフォーマンスを支えるインソールへの信頼を口にするほどということで、RCP130のクッション性や軽量性への「お墨付き」と言って良いかもしれません。
RCP130インソールとRCP280インソールの比較
ここからは、RCP130のスペックをRCP280と比較しながら見ていきましょう。
木型(足型)の違い
写真左がRCP280、右がRCP130。
表地にはどちらも「ナノフロント」という素材を採用しているため、見た目の素材感としては同じ。
足型の形状について見比べてみると、RCP280の方がやや細身で、RCP130は足囲周りの横幅に膨らみのある形。
これはNew balanceが採用しているラスト(木型)の違いによるもので、NewBalanceの木型は大きく分けて二種類で使い分けされています。
やや細身でタイトなシルエットの「SL-1」型、ゆったり丸みのあるつま先広めの「SL-2」型の二つ。それぞれの代表的なモデルは、
- SL-1 → M1500、900番台
- SL-2 → M1300、M1400、500番台
以上が基本の木型になります。
インソールなのでスニーカーの形状に合わせてカットすることで対応できますが、木型はモデル毎の履き心地にも影響してくる部分でもあるため、「NewBalanceにはこのような木型の違いがあるんだ」ということは頭に入れておいた方が良いでしょう。
サポーティブインソールのRCP280はSL-1、今回紹介するライトウェイトインソールRCP130はSL-2です。
筆者イチオシ!ナノフロント
RCP280で体験済みですが、この超極細ナノファイバー製の表地素材ナノフロントがとにかく優秀。
標準装備のインソールの表地では靴内部で足がツルツル滑っていたのに対し、ナノフロント搭載のインソールに変えただけではっきり体感できるほどグリップ力が向上。
シューズと足の一体感が増し、指先でしっかり掴む感覚が得られるので、長時間の歩行による靴擦れの防止にも役立ちそうです。
また、ナノフロントは吸水性も高いため汗蒸れの防止効果もあります。
そして安心の抗菌・防臭機能付き。
と、前回RCP280でも体験したことによってすっかりナノフロントの虜に。
もう標準インソールの素材に採用しませんか?NewBalanceさん。
軽やかな弾力性
RCP130の魅力は、なんといっても軽やかな弾力性。
ヒール部に関しては、TPUスタビライザー+ABZORBを搭載しているRCP280の方が厚みがある。
RCP130は全面REVLITE(レブライト)素材を採用。
前足部からヒールに至るまでREVLITEが搭載されており、ヒール部は他の部位に比べるとやや膨らみのあるカップ型の立体的な造りになっています。
RCP280はTPU(プラスチック)を使用しているためカチッと硬めの素材であるのに対して、RCP130はグニャリと容易に曲げられるほど柔らかい素材。
前足部からつま先にかけて放射状に伸びた形状は、RCP130の形状をRCP280が継承したものになっています。
これはRCP150にはない形。
RCP130とRCP280の違いとしては、RCP280の前足部は高反発EVA素材なのに対し、RCP130では全面REVLITE仕様になっています。
これにより、軽量かつソフトなクッション性のRCP130、高弾力・高反発のRCP280と、それぞれで目指す履き心地の違いが強調されていると言えるでしょう。
RCP130の使用感まとめ
実際の履き心地として、さすが全面REVLITE仕様は伊達ではない驚きの軽さ。
RCP280がガッチリサポートならば、RCP130はフンワリと足裏を包み込むような柔軟性のあるインソールという印象。
これは真逆と言っても良い位、全く異なるアプローチの両者です。
New Balanceの履き心地を形容する有名な言葉として、M1300を履いたラルフ・ローレンに「雲の上を歩いているようだ」と謂わしめたというエピソードがあるのですが、ことNewBalanceのインソールに関しては、このRCP130こそ、その言葉に相応しいのではないかと思わされました。
REVLITEによるソフトなクッション性と驚異的な軽さ、ナノフロントによる滑りにくさが快適な履き心地を実現してくれます
注意点として、NewBalanceインソール全モデルにいえることですが、カラフルな裏面がシューズ本体に色移りすることがあるようです。
インソール裏面なので外から見えない部分ではありますが、気になる方は注意した方が良いでしょう。
今回RCP130を購入して改めて分かったのは、やはりNew Balanceのインソールは優秀!
RCP130とRCP280の選び方としては、
- ソフトなクッション性と軽量感を重視 → RCP130
- 高反発・高サポート性を重視 → RCP280
という考え方で良さそうです。
あとは個々人の好みによって使い分けるのが良いでしょう。
New Balanceにはもう一つ「RCP150」というモデルもあって、こちらはこちらで全面ABZORB仕様ということで特徴際立つ商品ですが、なんといってもナノフロント搭載モデルではないことが一番の懸念。
性能もREP280に食われ気味なので、RCP130とRCP280のどちらかから好みで選ぶ形で良いのではないかなと思っています。
ナノフロントの機能性がとにかく優秀なので。
今回購入したRCP130は、同じREVLITEをソールに搭載したM1530に装着。
REVLITEミッドソールを生かした軽量クッション製重視。
NewBalanceでは、シューレースにもナノフロント搭載モデルがあったり、テクノロジーを効果的に活用されていますね。
インソールの滑りにくさは、各スニーカーブランドももっと注目していいと思います。
地面のつかみや踏み込みの快適さがかなり変わりますよ。
ではでは。