KITH × NewBalance RC1300とVINCENTSHOELACEの新作Steve。
発売から一か月以上経ってしまいましたが、KITH×New BalanceのRC1300 10th Anniversaryについてのまとめのようなものを。
KITH×Gel-Lyte Ⅲの30周年記念プロジェクト “The Palette"に続いて、今回もLoyalty Program(ロイヤルティプログラム)という発売前の事前購入で入手できた一足になります。
ロイヤルティプログラムの条件(「過去にKITHコラボスニーカーを購入したことがある」など)もあるようですがそれとは別に、購入履歴やアクセス履歴などからユーザーの好みを判別してるのかな?というくらいピンポイントで欲しいアイテムの購入権を送ってきてくれるKITH。
事前リークの段階で色味に注目していたNewBalanceだったので思わぬ形で購入出来て幸運でした。
今回はKITH×NewBalance RC1300 10th Anniversaryの一足に、購入前からイメージが沸いていたVINCENTSHOELACE(ヴィンセントシューレース)の新作Steveを合わせてみたいと思います。
NewBalance RC1300の特徴
まずは今回のベースモデルであるNewBalance RC1300について。
New Balanceの1300といえば、数あるNew Balanceアーカイブの中でも最も有名なモデルのひとつ。
ニューバランスのフラッグシップモデルのナンバリングである1000番台の元祖であり、過去から現代まで愛され続けているクラシカルな名作。
5年に1度のペースで復刻モデルが発売されたり、ラルフ・ローレンが「雲の上を歩くようだ」と評したという逸話が残されていたりと、ニューバランスの中でも伝説的で特別な存在となっているのがよくわかります。
そんなニューバランス1300のアッパーを継承し、最新のソールシステムにアップデートしたモデルがRC1300(MS1300)です。
その見た目からもわかる通り、特徴的なソールシステム「ENCAP REVEALソール」を搭載し、最新のニューバランステクノロジーにより履き心地もアップデートされたモデルとなっています。
(ちなみに、2018年に同モデルは「MS1300」という名称で発売され、その後TOKYO DESIGN SUTDIOモデルがR_C1300という名称で発売したはずなのですが、同時並行的に2つのモデル名が引き継がれていて名称による違いがよく分かりません。NB公式→MS1300、コラボモデル→RC1300のイメージ)
これまでのクッション性の高さに加え、グリップ力や反発力などの剛健さも加わった1足と言えるでしょう。
KITH創立10周年を記念するRC1300
ここからはKITHコラボのRC1300について。
KITHの創立10周年記念として発売となったコラボモデル。
今回のカラーパレットを配置した3色ボックス。
Loyarity Programの事前アクセスではなんと3色すべて購入可能だったのですが、筆者は事前リーク時点で欲しかったグレー(エレファントスキン)のみ購入しました。
アッパー
素材はピッグスキンスエードとナイロンの組み合わせ。
KITHのアーカイブカラーパレットから選ばれたグレーは、少し緑がかったようなくすみカラーのグレー。
まさにロニー・ファイグらしい絶妙な色味だと思います。
各ディティール
今作はまず何といってもNロゴ。
KITHのロゴがエンボス加工されたNロゴが主張強めに配置。
KITHのアニバーサリーイヤーにふさわしいデザインですね。
左足トゥのアウトラインにはKITHを象徴するペガサスが。
右足トゥのアウトラインにはNBロゴが対比的に刺繍されています。
シュータンにはNBの文字とペガサスが共演。
インソール
今作はインソールの柄にもこだわりが隠れています。
3色すべて並べるとペガサスとインソールの柄が浮かび上がる仕様。
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公式インスタの最後の一枚を参照。
こういう仕掛けは心惹かれますが他の2色はそこまで響かなかったので我慢がまん。
ペガサス&NB&KITHのロゴが中央に刺繍されています。
ヒール
ヒールにはKITHとFIEGの文字が型押しで刻み込まれています。
可愛くて地味にお気に入りポイント。
アウトソール
アウトソールはRC1300でお馴染みのボリューム感のあるソール。
ヒールのスタビライザーのグリーンぽい色味がアッパーの色と親和性が高く、今回グレーをチョイスしたポイントだったりします。
ソールとの一体感ある。
ABZORB搭載のミッドソールにVIBRAM製アウトソール。
ABZORBについては以前書いたRCP280インソールの記事などでも触れていますが、衝撃吸収性と反発性に優れたニューバランスを代表するソールテクノロジーのひとつ。
VIBRAM製のアウトソールに関してはゴム製ソールの最高峰。
耐久性に対する安心感もあります。
RC1300のボリューム感のあるソールは、トレランスニーカー然とした剛性の高さを感じさせられますね。
VINCENTSHOELACEの新作Steve
今回KITHのRC1300を購入するにあたり、すぐさま合わせるイメージが沸いた靴紐がVINCENTSHOELACEの新作Steve。
名前の由来はアップル創業者スティーブ・ジョブズから。
非公式ながら今なお「New Balanceのアイコン的存在」とでもいうべきスティーブ・ジョブズの名前が付いたこの靴紐は、今年の3月に発売して以来、リストックされては売り切れるという品薄が続いている人気の品番。
この高密度のシューレースのグレーと、RC1300の無骨さ・レトロ感・色味が融合されるイメージで溢れました。
手前がVINCENTSHOELACEのSteve。
もとからついている平織りのシューレースと替えの靴紐も上質でしたが、Steveの方がより力強さを感じます。
肉厚で立体感があり、強烈。
実際シューレースホールに紐を通すのも一苦労するほど。
一穴ひとあなギュッと力を込めないと中々通ってくれません。
公式サイトに記載されている通り、すべて通しきった後にはちょっとした達成感を感じさせられます。
VINCENTSHOELACEさん、また良いの作ったなぁ。
まとめ
今回はちょっと(かなり)遅めのKITH×New Balanceコラボ RC1300 “10th Anniversary"購入レビューと、そこにVINCENTSHOELACEのSteveを合わせてみたという内容でお送りしました。
GL-IIIのThe Paletteに続き、ASICSと並んで大好きなNew Balanceのアニバーサリーモデルを事前に購入できたのは本当に幸運でした。
そしてVINCENTSHOELACEの新作Steve。
購入してからずっと合わせる靴を考えていたのですが、それが今回の一足となってすごくしっくり来ています。
噂には聞いていましたが、本当に通しがいのある靴紐で一瞬ひるみました。
品質はもとより、名付けやストーリー性も本当に凝っていて目が離せない靴紐ブランドですね。
ではでは。