【ホカオネオネ】クッション性最強のマウンテンサンダル HOPARA 2をレビュー。アッパーの質感が向上し、3シーズン履けちゃう上質アップデート
数あるスニーカーの中でも、履き心地に関しては歴代No.1といっても過言ではないホカオネオネ。
肉厚なソールが特徴的なスニーカーとして、圧倒的な支持を獲得したホカオネオネがここ数シーズンでリリースし続けているサンダル達も、同じく分厚いソールから生まれるクッション性によって最高の履き心地を実現しています。
そんななか、今年マウンテンサンダルシリーズの最新作として発売になったHOPARA 2(ホパラ2)は、ホカオネの極上の履き心地はそのままに、これまで毎年発売されていた初代HOPARAからは見た目の質感においても向上したアップグレード版。
初代HOPARAに関しては、ホカオネオネの独自の技術によって生みだされる履き心地に関しては文句がなくとも、いかにも「水遊び用」を思わせるテカッとしたアッパーの質感が気に入らなかった筆者にとっては、HOPARA 2の改良がまさに好みド真ん中で調整してくれました。
発売情報を知って即購入したので、HOPARA2のアップデートポイントやサイズ感についてレビューしたいと思います。
クッション性に定評のあるホカオネオネ
マオリ族の言葉で「Time To Fly」を意味するHOKA ONE ONE(ホカオネオネ)は、高機能なトレイルランニングシューズを中心に販売するブランド。
UGGやTevaという人気ブランドを擁するデッカーズによってブランドが運営されています。
ホカオネの靴の特徴としては、何と言ってもその履き心地の良さ。
肉厚ソールが生み出すフワフワなクッション性と、見た目の野暮ったさに反して軽やかでしなやかな歩き心地を両立させていて、一度履いたら他のスニーカーが履けなくなるほどの履き心地を提供してくれています。
筆者は、ホカオネオネの定番であるボンダイシリーズのグレインレザー仕様のスニーカーを長年愛用。
驚くべきことに、この数年で相当タフに使っているのですが、ソールをはじめとしてほとんど劣化を感じさせません。
履き心地の良さはもちろんですが、数あるスニーカーの中でも耐久性がかなり高めに感じさせます。
そんなホカオネオネが生み出すサンダルは、これまでリリースしてきたスポーツサンダル・リカバリーサンダルともに、スニーカーに負けず劣らずの履き心地を実現しています。
現代的なハイテクサンダルをリリースすることで、夏場のギアとしても人気を博しています。
人気作をアップデートしたHOPARA2
発売以来高い人気を誇る、ホカオネオネのマウンテンサンダルHOPARA(ホパラ)。
ホカオネオネがリリースする他のスニーカーと遜色ないほどのクッション性と履き心地の良さで、すでに多くのファンを獲得している旧HOPARAをベースに、新たにアップデートしたのが今回紹介するHOPARA2です。
まず真っ先に目につくデザインについては、旧モデルの初代HOPARAと比べると、見た目の面では全く別物といってもいいぐらい変わっています。
旧HOPARAにはなかったアッパーを覆うように配されたメッシュ構造は、サンダルとしてのガード力を向上させるとともに、より上質な印象を与えることに成功しています。
水陸両用のマウンテンサンダルという本来の仕様はそのままに、より履きまわしが効き、コーデにも幅が出るデザインに生まれ変わりました。
コーデュラ製メッシュ素材で覆ったアッパー
アッパーにはCORDURA(コーデュラ)製のメッシュ素材を採用。
コーデュラとは、アメリカのインビスタ社が手掛けるファブリックブランド。1967年にブランドをスタートし、今や50年以上の歴史を持つ老舗。高強度として名を馳せるナイロン素材が有名で、物資調達に厳しい基準のある米軍規格(ミルスペック)もクリアするほどの実力。厳格で限られた生産パートナーのもとでしか生産できず、ハイパフォーマンスで耐久力に優れた素材を日夜輩出し続けている。
今作では100%リサイクルペット繊維を素材として採用。
初代HOPARAではアッパーがむき出しで隙間があいていたところを、HOPARA2ではメッシュのオーバーレイで覆っています。
水陸両用ということで、メッシュ機構で水の排出はこなしつつ、石や砂利などの粒子の大きいものはサンダル内に入り込むのを防いでくれるので、夏のアクティビティ用としても対異物への防御力が向上しています。
メッシュ素材なのでうっすら透けるタイプですが、目が細かいので、時々あるソックス透け見せのスケルトンタイプよりも中が見えにくいのもイイところ。
素足ではもちろん、ソックス履きで冬以外の3シーズンで楽しめそうな見た目に仕上がっています。
初代HOPARAが「水遊び用」だとしたら、HOPARA2は「アウトドア用ギア」と呼ぶにふさわしい様相で、アクティブな大人が履くのにふさわしいギア的サンダルと言えるでしょう。
ホカオネ定番の肉厚ソールで履き心地最強
履き心地に関しては今更言うまでもないほどですが、クッション性抜群の履き心地の良さは、No.1との呼び声も高いホカオネオネに勝るものはそうそう無いなかで、サンダルに関しても文句のない性能を発揮してくれています。
ホカオネオネ独自の肉厚なソールは、サンダルでありながらその実力をしっかり感じられます。
ランニングスニーカーと同様のラバライズドEVAミッドソールを採用し、メタロッカー構造(底面のカーブ)で足運びもスムーズです。
軽量性と悪路走破性を両立させているのはさすがのホカオネ。
シッカリとした溝を設計し、グリップ力のあるアウトソールはいかにもマウンテンサンダルという造りで、多方向に凹凸があることで、濡れた岩場などの悪路でも対応しやすいというソールの形状を採用しています。
水や砂利などの排出まで考えられていると思われる流線形は、CHACO(チャコ)のサンダルを彷彿とさせますね。
足入れのいいモノソック構造
サンダル内部は、アッパーとメッシュニット素材が一体となったモノソック構造。
内部構造としての足入れがソフトなので、サンダル履きにありがちな靴擦れも心配ありません。
シューレースとヒールストラップで固定する方式なのでサイズ感の微調整も効くのが便利。
シューレースはワンタッチ式のストッパーを採用。
フィッティングの調整後は、余った部分をシューレース留めに入れ込んで固定できるのも気が利いています。
アクティブシーンで余った紐は邪魔になるので、その辺りも考慮された仕組みと言えるでしょう。
HOPARA2のサイズ感
HOPARA2のサイズ感は、いつもホカオネオネを履いている人ならば同じサイズのチョイスで問題ありません。
ワイズもややゆとりのあるタイプなので、足長を基準に選べばキツイということも無いでしょう。
シューレースとヒールストラップで調整も出来るので、素足履き&ソックス履きのどちらもでもある程度対応可能だと思います。
素足履きということでハーフサイズ下でもイケるとは思いますが、夏場だけでなくオールシーズン履くことを想定した方が幸せになれると思います。
見た目も履き心地も申し分ないのでね。
一般的なスニーカーと同サイズと考えて問題ありませんが、素足で履いていると親指爪先周りの固さも感じるので、下手にサイズを下げると爪先付近のアタリが気になりそうなので通常履いているサイズをオススメします。
まとめ
人気サンダルHOPARAが良アップデート。
元々が人気作なので、2代目でここまでガッツリ変えてくるとは驚きでした。
それもこれも「履き心地の良さ」という機能性が群を抜いているから出来るワザとでも言いましょうか。
HOPARAは毎年シーズン前には品薄になるほどの人気を博します。
HOPARA2に関しても、例年同様かそれ以上の品薄になると思われます。
特に注目したいのが、さりげなくレディースカラーが秀逸だということ。
淡いミントカラーやピンクまで登場。
女性でサンダルを狙っている人は特に早めに買っておくのをオススメします。
ホカオネさん、またイイの出してきたなー。
ではでは。