GUCCI(グッチ)の腕時計。ウェブストライプ柄のレザーとビー(蜂)がアイコニックなGフレーム
現代の腕時計の価値には2種類あると思っていて、手首を飾るファッション性を重視したものと、スマートウォッチなど(時間を見る以外の)機能性を重視したもの。
時間を知りたいだけならスマホを見ればいいので、時間を知りたいというだけの時計の需要は限りなく0に近づいていると言えるでしょう。
前回紹介したアイスウォッチなんかもファッション時計のひとつ。
正確な時間を知るにはあまり見やすくはない文字盤の構造。数字はおろか、メモリすらない。
主張しすぎないミッキーフェイスがただただ可愛いのです。
今回は同じファッション時計の観点から、現在非常に良いポジションを築いていると思われるGUCCIの腕時計を紹介したいと思います。
ミケーレグッチ、メンズレディース問わずオススメ。
GUCCHI(グッチ)と鬼才アレッサンドロ・ミケーレ
長い歴史を持つ老舗中の老舗であり、ラグジュアリーブランドの父とも称されるGUCCI(グッチ)。
ブランドロゴにデザイナーの名前を模したロゴを採用したのもグッチが始まりとされていますね。
そんな誰もが知る有名ブランドグッチですが、最近になって再び注目を集める存在となっています。
その大きな要因となっているのが、2015年にグッチのクリエイティブディレクターに就任したアレッサンドロ・ミケーレの存在。
トムフォードに才能を見出され「鬼才」と称されるように、独自の感性と世界観でグッチに革新をもたらしたデザイナーとして今最も旬な人物の一人でもあります。
ミケーレの斬新なクリエイティブは、コレクションデビュー以来注目が増すばかりです。
※2022年11月、ミケーレの退任が決定。
GUCCIの腕時計
グッチは、コレクションに腕時計を加えた時から腕時計の本場である「スイスメイド」にこだわってリリースしているブランドでもあります。
Gタイムレスをはじめ、ファッション感度が高く、品質にも信頼が持てる腕時計を多数リリース。
着せ替えが楽しめる「チェンジベゼル」などは未だに高い人気の模様。
また、ミケーレがクリエイティブディレクターに就任してから最も話題を呼んだ腕時計といえば、なんといっても2019年に発表された「グリップ」でしょう。
「体重計」と呼ばれる斬新すぎるデザインが世界的に注目されましたね。
時計の文字盤という完成されたデザインを脱構築的にアナログで再定義したのはさすがのひとこと。
ミッキーデザインが可愛すぎてずっと欲しいのです。
ミケーレグッチはドラえもんともコラボしたり、文化的な可愛らしさのあるプロダクトにも積極的なのも特徴のひとつですね。
そしてそのグリップシリーズの中でも、日本向けにリリースされた問題作がこちら。
カタカナでグッチ、って日本人の誰が付けれるのよ!
ネタを抜きにしたら、日本人で似合うのグッチ 裕三さんただ一人だけですね。
逆にグッチ裕三さんならグッチにオーダーしたみたいでバリバリにカッコイイと思うけど。
それはさておき、グッチの時計は価格的に割りとリーズナブル。
3桁も当たり前な腕時計の専門ブランドなどと比べると、型落ちなら数万円でも買えるほどだし、なんなら同ブランドのコレクションで発表される洋服よりも安かったりします。
これはグッチに限らず他のラグジュアリーブランド全般に言えることですが、ファッション時計として見た場合、ラグジュアリーブランドの時計はブランド名と相対してコスパが高いものが多いのです。
ラグジュアリーブランドの洋服は高くて何着も買えない!という場合でも意外と時計は手が出しやすかったりしますね。
下手に名前目当てでいらないものを買うくらいなら、腕時計にした方が満足感も高くてオススメ。
GUCCIのGフレーム
今回紹介するモデルはグッチのGフレーム。
文字盤の蜂
文字盤にグッチのアーカイブであるビー(蜂)がシルバーで縁取られています。
風防はサファイアガラス。
特徴的なピラミッド型の立体的なケースは、小ぶりながらも手首でしっかり主張してくれるので半袖の季節にもピッタリ。
裏蓋の猫
裏蓋には同じくグッチアーカイブの猫と刻印。
生活防水の3気圧防水なので、日常で支障が出ない程度の防水機能が備わっています。
象徴的なウェブストライプレザーベルト
このモデルの一番気にいっているポイントがグッチのアイコンとしてお馴染みの緑・赤・緑のウェブストライプ柄がデザインされた革ベルト。
ファブリック製のウェブストライプと比べて「いかにもグッチ」感が少ないような気がして。
文字盤のストライプはマザーオパールを使用したシェル製のウェブストライプ。
ベルトのストライプから素材違いでグルッと一周するようなデザインなのが一目ぼれポイント。
取り外しが簡単なイージークイックリリース仕様
ベルトを留めるピンがイージー仕様なので、専用のバネ棒外しを使う必要がなく取り外しが簡単。
少しだけシックな雰囲気が欲しいときは、同じくクイックリリース仕様のクロコ型押しのブラックのレザーベルトに付け替えたりして楽しんでいます。
落ち着きもありつつ、立体感のある仕上がりが楽しめます。
まとめ
夏はやっぱり腕周りのアクセサリーが欲しくなるもの。
今回紹介したGフレームは、革ベルトまで一体となったデザイン性の高さが絶妙なバランス。
グッチをはじめ、ラグジュアリーブランドの腕時計はファッション性もありながら手軽にファッションを楽しめるのでオススメです。
お気に入りブランドの腕時計を一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
今回紹介したGフレームには色違いのトリコロール柄もあるのでそちらも気になってます。
ミケーレグッチは、近年腕時計にも本腰を入れ始めたので、これからのアイテムリリースも楽しみです。
ではでは。