【ドメブラ】国産高品質のおすすめパックT。ドメブラの中でも人気の高いGraphpaper(グラフペーパー)とBATONER(バトナー)のパックTをご紹介
気温が上がって夏の気配が近づいてくると、毎年必ずと言っていいほど無性に欲しくなるのがパックTの魅力。
1枚当たりが安価でコスパの高さを売りにしたモノから、ジルサンダーやマルジェラなどメゾン系ブランドから出ている高額なモノまで、シンプルゆえに各ブランドのこだわりが垣間見えるのがパックTシャツの妙です。
特にマルジェラやジルサンダーのパックTは、バラにして単品売りされるほど人気を集めていたりしますね。
パックTについては以前、比較的安価で手を出しやすい定番パックTについてまとめました。
ヘインズのパックTなどの王道パックTについてまとめましたが、今回はMade in Japanのドメブラにフォーカスした国産品質パックTを紹介します。
昨今大人気のドメスティックブランドGraphpaper(グラフペーパー)と、国産ニットのファクトリーブランドBATONER(バトナー)のパックTです。
どちらも近年注目を集める人気ブランドなだけあって、品質や着心地も最高なのです。
シンプルな無地Tシャツだからこそ、品質で勝負できるワンランク上のパックTを探している人にオススメのアイテムになっています。
Graphpaper(グラフペーパー)のパックT
まずはGraphpaper(グラフペーパー)のパックT。
グラフペーパーは、2015年に同名のセレクトショップがオープンし、翌2016年にリリースされたドメスティックブランド。
南貴之氏がディレクションを行い、大人の上質な「普通」を生み出すことをコンセプトとし、近年大人気のブランドになっています。
そんなグラフペーパーのパックTの価格は、2枚組で16,500円。
1枚あたり約8,000円と、Tシャツ単体で見るとやや高価な部類に入りますが、そのぶん上質な着心地を提供してくれる一枚。
3サイズ展開で、ホワイト・ブラック・ネイビー・グレーと使いまわしの効く4色でリリースしていて、白黒展開が多いパックTカテゴリの中ではカラーラインナップが充実。
筆者としては絶妙な色味で使いまわしの効く万能カラーのグレーが特にイチオシ。
首元がしっかり詰まったクルーネック
グラフペーパーのパックTは、特に首まわりにこだわったTシャツに仕上がっています。。
首元がしっかり詰まった現代的なシルエット。
首元が開きすぎるとユルッと感が強調されて、一枚着ではだらしなさや下着見えすることもあるものですが、グラフペーパーのパックTは首元がしっかり詰まっているのでカチッとした印象を与えてくれます。
逆に、ときどき首回りがタイトすぎて息苦しさを感じるシャツもあるのですが、グラフペーパーのパックTに関してはそういった窮屈さも無く、しっかりと計算された着用感に仕上がっていると思います。
一枚で着ても程よいリラックス感とキッチリ感が融合されていて、様になる無地Tシャツ。
リブ周りもしっかりしていて、ヨレにも強い。
表示タグは素肌に優しいプリントタグを採用しています。
着心地に影響するような通常のタグは廃し、背面内側に製品表示をプリント。
表記上はドライクリーンが推奨されていますが、コットン100%なので普通に洗濯しています。
少しでも長持ちさせたい場合は、デリケート洗いコースや洗濯ネットに入れて洗濯しましょう。
程よく肉厚で光沢のある生地
グラフペーパーのパックTで使われている素材は、度詰め加工を施すことでしっかりと目が詰まり、程よい肉厚感に仕上げた天竺生地。
タフさはもとより、ほどよい光沢感もあるので、一枚で着た際の存在感・上品さが魅力。
肌触りも滑らかなで着心地も良いのです。
今は無きユニクロ+JのスーピマコットンTシャツもマーセライズド加工でかなり光沢の強いTシャツでしたが、グラフペーパーのパックTシャツはより自然な光沢感なので、シャツのインナーにも使いやすい生地感に仕上がっています。
貴重な吊り編み機を使用した丸胴編み
グラフペーパーのパックTシャツは、その製法にもこだわりが詰まっています。
脇下に縫い目がない丸胴編みを採用することで、縫い目が肌に当たらないので優しい着心地を実現。
これらの生地は、現代では貴重な『吊り編み機』を使用して作成されています。
吊り編み機とは、国内で唯一和歌山に現存するヴィンテージ編み機で、ニット生地を編み上げる旧式の機械の名称。
新型の機械(シンカー機)と比べると、生産効率が数十分の1となってしまうほど遥かに遅いスピードの吊り編み機ですが、ゆっくりと編み上げることで空気を含んだようにふっくら柔らかで立体的な生地感と、ヘタリに強い耐久性・タフさを兼ね備えた生地に仕上がるというワケです。
サイズ感
サイズ感としては、オーバーサイズすぎない程度のややリラックス感のあるシルエット。
普段購入しているサイズを選べば、十分なゆとりを持って着ることが出来ます。
サイズ | 着丈 | 肩幅 | 身幅 | 袖丈 |
---|---|---|---|---|
サイズ1(S) | 69 | 41 | 50 | 24.5 |
サイズ2(M) | 71 | 43 | 52 | 25.5 |
サイズ3(L) | 74 | 47 | 57 | 26.5 |
サイズ4(XL) | 75 | 51 | 62 | 26.5 |
参考用サイズチャート:Graphpaper公式サイト
ボックスシルエットのゆったりとした着心地はグラフペーパーの十八番。
落ち感と光沢感を楽しみながら着たいところですね。
BATONER(バトナー)のパックT
続いてBATONER(バトナー)のパックT。
価格は1枚入りで6,600円。
バトナーとは、山形県にある奥山メリヤスというニット会社が運営するブランド。
もともと奥山メリヤスでは、過去にはグッチやマルジェラなどのハイブランドのニットを手掛けていた実績もあるということで、長年の実績があるニット製品の品質に関してはまさに折り紙付きです。
表情のある黒Tシャツ
バトナーでは定番として毎シーズンパックTが発売されており、そのシーズンごとに生地がアップデートされていたりシルエットが変更になっていたりします。
カラー展開は定番のブラック・ホワイトを中心に、各シーズンごとにグレーやラベンダーなどの淡い色彩のカラーが追加されます。
筆者としては、最近無地の黒Tでシルエットの綺麗なものを集め始めていることもあって、バトナーのパックTシャツに関しても黒をオススメしたい。
バトナーならではの生地の質感により、立体感を感じられる黒に仕上がっています。
超長綿を採用したドライな生地
バトナーのパックTシャツは、超長綿を採用したしなやかでドライな生地感が特徴。
スーピマコットンに代表される繊維の長い超長綿は、しなやかで丈夫であり、豊かな光沢が特徴として挙げられます。
バトナーでは、世界三大綿の中でも最高峰として名高いギザコットンを中心に、こだわりの超長綿素材を採用。
さらに、表面には光沢とシャリ感を出し、裏面には凹凸感を出しながら肌触りよく仕上げ、ドライで清涼感のある生地に仕立てるというこだわりの一枚なのです。
グラフペーパーのパックTと比べると、ややカリッとした表情と質感。
また、綿100%でありながらストレッチ性にも優れています。
程よいフィット感がありながら着心地も抜群で、一枚着としてもインナーとしてもストレスなく着用することが出来ます。
まさに暑い夏にピッタリの生地感。
サラッとした肌触りが、汗ばんだ際の張り付き感を軽減してくれています。
もちろん品質表示は、優れた着心地を邪魔しない安心のプリントタグ。
サイズ感
サイズ感としては、GraphpaperのパックTシャツよりもほんの少しタイト。
とはいえ、体のラインを拾うほどのタイトさではなく、一般的にはリラックスフィットの部類に入ると思います。
着丈の長さが抑えられているので、ベーシックなシルエットに近いTシャツが欲しい人向けのサイズ感。
ジャストで着たい人は普段来ているサイズ、少しオーバー目に着たい人は1~2サイズアップでもやりすぎにならない程度のサイズ感で着用出来ます。
サイズ | 着丈 | 肩幅 | 身幅 | 袖丈 |
---|---|---|---|---|
サイズ2(M) | 66 | 45 | 53.5 | 23.5 |
サイズ3(L) | 67.5 | 47 | 55.5 | 26.5 |
サイズ4(XL) | 71 | 49 | 58 | 28 |
参考用サイズチャート:SHIPS公式オンラインショップ
まとめ
パックTは、シンプルゆえに各ブランドごとのこだわりが詰まっているので、お気に入りの一枚を探すのもなかなか楽しいカテゴリー。
今回紹介したようなドメブラなら、ハイブラ・メゾン系ブランドほど高額ではなくとも、日本製ならではの高品質で着心地の良いパックTを味わうことが出来ると思います。
ユニクロにはコスパ最強のユニクロ+JのスーピマコットンTシャツがありましたが、それも販売終了となり、上質なTシャツを探している人も多いはず。
また、ガシッとした厚手のパックTが欲しい人は、ヘインズの新作パックT「SHIRO(シロ)」もチェックしてみてくださいね。
ビーフィーを超えるヘビーウェイトなTシャツに仕上がっていますよ。
自分にとっての夏の定番の1枚を探してみてください。
これから夏本番に向けて、オシャレで快適なパックTで暑い夏を乗り切りましょう。
ではでは。