ダイソーの衝撃吸収インソールは十分なクッション性能。これで100円ならコスパ最強かもしれない
言わずと知れた100均の最大手ダイソー。
ダイソーが取り扱っている商品の中には、とても100円均一とは思えないほど品質の高い商品が置いてあったりするものですが、今回は巷でも評判の高いシューアクセサリーとして、ダイソーブランドのインソールとロープレース(靴紐)をゲットしてきました。
質の高さに定評のある2つのうち、今回はまずインソールの方からレビューしていきたいと思います。
ハッキリ言って想像以上にクオリティが高すぎた。
ダイソー 衝撃吸収インソールの基本スペック
製品名 | ダイソー 衝撃吸収インソール |
---|---|
構造 | 3層構造 |
素材 | EVA、ALEAR β、抗菌・防臭 |
価格 | 100円(税抜き) |
筆者が訪れたダイソーの店舗には、同じ素材のサイズ違い等も含めれば全部で30種類以上のインソールが用意されていました。
選択肢が多すぎると、選ぶにもなかなか大変。
その中で今回チョイスしたのは、軽量で弾力性・反発性のあるEVA素材と、クッション性のある衝撃吸収フォームALEARという独自素材を採用したという三層構造のインソールです。
ダイソーインソール 表地
今回購入したダイソーインソールの表地には穏やかな防滑性を感じられる生地を採用。
見た目には一見ツルツルとした印象を受けたのでそこまで防滑性に期待していたわけではないのですが、実際には適度な凹凸があり、程よい滑り止め効果を感じられます。
以前書いたNewBalanceインソールの記事の中で、NewBalanceインソールRCP130、RCP280の二つに共通して採用されている表地「ナノフロント」の良さについて書きましたが、さすがにナノ素材の生地ほどではないにしろ、標準的なインソールと比べるとグリップ力の向上に必要十分な程度の効果はあるように感じました。
インソールの表地の素材の防滑性は案外重要で、「靴のサイズが合わない」と感じられたり外反母趾やタコ・マメなどの足のトラブルが起きる原因が、シューズ内で足が滑るからということが多々あるのです。
靴内部の防滑性が上がることで足の前滑りを防ぐことが出来るので、不必要な疲労が溜まるのを防ぐ役割もあります。
インソール選びの際は、クッション性だけではなく表地の生地にもしっかり注目しましょう。
ダイソーインソールのクッション材
インソールの裏面は全面がEVA素材になっています。
多くのインソールに使用されているEVA素材とは、軽量で柔軟性に富み、弾力性と反発性のあるクッション材として活用されている素材。
着地の際の衝撃を吸収し、その反動を利用した反発性を発揮することで、歩行・走行の際の足運びをスムーズにサポートし、履き心地をアップしてくれます。
衝撃吸収素材 ALEAR βを採用
ダイソー衝撃吸収インソールの特徴である「三層構造」。
先に書いた表地素材とクッション性のあるEVA素材の間に挟まれる形で、半透明な衝撃吸収フォームである「ALEAR β」という独自素材が採用されています。
インソール全体として見ると薄手ながら、しっかりしたクッション性を感じられるのはこの三層構造に寄るところも大きいのではないかと。
このALEARという素材なのですが、少し調べてみても情報が見当たらず…。
TMマークがあるので商標データベースも覗いてみたのですが、それらしい情報を見つけることが出来ませんでした。
「高反発フォーム」とあるので、恐らく弾力性の高い独自のウレタンフォームの一種なのではないかと予想されます。
高反発のウレタンフォームは、寝具などでよく耳にする「低反発」とは逆の性質で元の形状に押し戻す力が強く、高い弾力性・反発性を発揮。
また、復元性の高さから、使用後の「ヘタり」が起きにくいという特徴を持っています。
インソールなど動きのある体を支える素材としては、実は低反発素材よりも高い反発性を発揮する高反発素材の方が相性が良く、実際に運動能力を補助してくれる役割があるので足運びがスムーズになり、結果的に疲れにくさも感じられるようになると思います。
ダイソーインソールの履き心地まとめ
たかが100円のインソールと侮るなかれ!
噂には聞いていましたが、実際に購入し使用してみて、ダイソーインソールのポテンシャルとコスパの高さに驚かされました。
今回購入したダイソーインソールを投入したのはビジネスにも使用できる革製のシューズ。
長年履き込んでいるものの、やはり革靴やビジネスシューズはハイテクスニーカーなどとは違い、クッション性がほぼ皆無に近いため、長時間歩行した際には足の疲労感が顕著に表れます。(個人的には、あの堅さが気分を高めてくれるようなところもあるのですが)
それが今回ダイソーインソールを投入してみて、履き心地が激変!足の運びが楽!
歩行の快適性が1.3~1.5倍増し位の感覚。足を入れた際のフカフカとした感触がしっかり感じられて心地よい。
実は数年前にも同じ靴で別のダイソー製インソールを試したことがあったのですが、その時には全くと言っていいほど変化を感じられなかったので、すぐに止めてしまったという経験があります。
この数年で品質が飛躍的に向上したのか、当時チョイスしたインソールの素材が悪かったのか今となっては分かりませんが、今回改めてダイソーインソールを試したことで以前までのイメージがガラリと変わりました。
薄手で靴本来の履き心地を損なうことなく、それでいてクッション性と反発性をしっかり感じさせてくれます。
使い方としては、筆者同様、革靴などの硬めのソールにクッション性をプラスするほか、少し大き目の靴であればサイズ感のフィッティングのために2重インソールにするのもあり。
ぜひ一度お試しあれ。
特に、筆者と同様、革靴やビジネスシューズなど堅めの履き心地を改善し、快適性をアップさせたいと考えている方にオススメです。
インソールと言えば、先日話題になっていたこちら
試してみたい気持ちもありつつ、ダイソーインソールを知ってしまうと手が出しづらい…
(asics、急いで同じ形状・ゲル素材で作るんだ…) https://t.co/yK63m0Yql6
— あすき@モノズキ.com (@monozuki_online) January 25, 2020
アシックスが同様のインソールをゲル素材で出してくれたら多分買いますね。
アシックスは普段使いのスニーカー用のインソールのバリエーションをもう少し増やしてくれたら良いのに。
次回は、インソールと同時に購入したダイソーのシューレースについて書きたいと思います。
ではでは。