「TrueFree+」を10日ほど使用してみて音質はどう変化したか
以前紹介した完全ワイヤレスイヤホン SoundPEATS「TrueFree+」
10日ほど使用してみて、だいぶ音もこなれてきた感じがあるので再度レビューしてみたいと思います。
と、その前に、皆さんはスピーカーやイヤホンの『エイジング(エージング)』という言葉はご存知?
英語のAgeing(熟成の意)からきている言葉で、イヤホンが持つ本来の性能を引き出すための、要は慣らし運転みたいなものですが。エイジングにも様々な手法や意見があって、特にイヤホンに関しては「意味がない」とする意見も多くあったりします。
で、筆者はというと、そこまで神経質にエイジングにこだわる必要はないとする考え方ではありますが、おニューのイヤホンの使い始めの数時間~数十時間は
音量を上げすぎない(一定を保つ)
出来るだけ幅広い音域の曲を流す
よく聞く音源を中心に流す
この3つは割と意識しながら使っていたりします。
爆音で流す、ピンクノイズやホワイトノイズなどのノイズ系を流すなどのエイジング手法を取る方もいますが、これは筆者の主義に反するので行いません。
よく聞く音源を中心に流すのは、その音により適したエイジングになる(とされている)から。
なので、今回のTrueFree+も上記3つのポイントのみによる音質の変化についてのレビューとなります。
一日平均で4~5時間ほどの使用時間なので、トータル50時間ほど使用した計算になります。
流していた音源&アーティスト
曲の種類によってイヤホンのエイジング結果に影響が出るとされているので、今回メインで聞いていたアーティストをご紹介。
VoicePlay
アメリカのアカペラ五人組。Amazonでも音源が販売されています。
ディズニーミュージックが好きな方はハマるはず。
なぜ彼らをチョイスしたかというと、それぞれの音&音域が一定であることと、単純に好きで普段から聞いているから。
ご興味持っていただけたら1ファンとしても嬉しい。
TrueFree+音質の変化
さてさて、ここから肝心のTrueFree+の音質が実際どう変わったのかを書いていきたいとます。前回の記事ではフラットな音質で、低音が弱めと書きましたが果たして?
まず高音に関しては角がとれ、柔らかな音に変化。使い始めのややキンキンとした聞き心地がだいぶまろやかに。かといってコモるような感じは無し。
筆者はキンキンとした硬い高音が好みなのですが、ここに関してはある程度使い込んでいくと、大体どのイヤホンでも同じように音が丸くなっていくのでそこまで気にならず。音の潰れや劣化した感じはなく、相変わらずクリアなサウンドの高音域。
さて注目の低音~中音域にかけてですが、
予想以上に良い変化
低音がより深まり、力強さが増してる。中音域も音の広がりが感じられ、全体としてより立体的な音色を奏でるようになった気がします。(あくまで筆者の体感ですが)
前回の記事でも書きましたが、低音の広がりが出たとはいえ、いわゆるドンシャリ系とはまた意味が違うのでそこはお間違いの無いよう。
まとめ
結論、やっぱりTrueFree+はコスパが良い!
これに尽きると思います。
音質はもちろんのこと、実際に使用していて不満点がまずない。
耳から落ちるようなこともないし、一度設定してしまえば、以降はケースから出すだけで自動で接続もしてくれる。
音も使用感もストレスフリーなので、ワイヤレスイヤホンデビューにオススメです。