国産帆布素材にこだわったキャンバススニーカー「Amber Wall(アンバーウォール)」
先日の記事にも書いた、B.C STOCKで「BONUM」のリメイクポロシャツを購入したのと
時を同じくして。
ベイクルーズ系列のアウトレットであるB.C STOCKということで、以前からオンラインでたびたび目にして気になっていたスニーカーブランドの実物を手に取ったのですが、思っていた以上にしっかりとした造りで心惹かれました。
それが今回紹介するキャンバススニーカー「Amber Wall(アンバーウォール)」というブランド。
販路も限定的で、今のところほぼほぼベイクルーズが運営する店舗各店で取り扱いがあるのみ。
セレオリ(セレクトショップ・オリジナル)とは違う扱いになるのかな?ちょっと情報が少なくてハッキリとはしませんが。
どうやら履き心地に関してもかなりこだわって作られているキャンバススニーカーのようで。
これは是非とも試してみたい!ということで購入に至りました。
Amber Wall(アンバーウォール)とは
あらためてAmber Wall(アンバーウォール)とは、ベイクルーズ運営の各店舗で販売されている国産ブランド。
2019年の春夏シーズンよりデビュー。
特徴としては
- 国産帆布素材の採用
- 日本人の足に合わせたラスト(木型)
- 2重インソール
- 価格がリーズナブル
の4つが挙げられます。
国産帆布素材の採用
アッパーに使用するキャンバス素材には、「倉敷帆布」や「高島帆布」を主とする国産帆布を採用。
古い歴史を持つ老舗が織りなす国産の帆布素材は、丈夫でハリがあり世界的にも評価される高品質な帆布素地。
この国産帆布を、アッパー素材として贅沢に使用したキャンバススニーカーとなっています。
日本人の足に合わせたラスト(木型)
アンバーウォールの足型は、日本人の足のサイズに合わせた木型を採用。
日本人にピッタリの履き心地は、国産ブランドならではの魅力と言えるでしょう。
2重インソール
2重構造のインソールを採用することで高いクッション性を実現しています。
また、もともと搭載されているインソールとは別に、薄手のインソールが更に付属しているのです。
インソールの付属とはなんとも珍しい!
ボックスを開けると、付属品となるインソールと色違いのシューレースがまず目に飛び込んできます。
アンバーウォールは、基本22.5から1㎝きざみのサイズ展開となっていますが、インソールの追加投入によってサイズ感の微調整が可能、ということ。
価格がリーズナブル
最後に価格。
国産帆布や2重インソールなど、これほどこだわりが詰まったスニーカーでありながら、その価格の安さに驚く。
ローカットのスニーカーで5000円ほど、セールになれば更に割引が入ります。
「デイリーユース」を謳うだけあって、そのコスパの良さは本物かと。
417 EDIFICE 別注モデル
さて、ここまでで大体アンバーウォールというブランドについて分かったところで、今回購入したモデルについて見ていきましょう。
ベイクルーズが運営するEDIFICE(エディフィス)のセカンドラインの立ち位置にあたる「リアルクローズ」を追求した「417 EDIFICE」
この417別注カラーであるDANRO LOW PLUSモデルを今回購入しました。
クレイジーパターンカラー
クレイジーパターンを採用したモデル。
インラインのモデルでもクレイジーパターンを採用したDANRO LOW PLUSモデルはあるのですが、こちらはその別注カラーになります。
パーツごとにカラーの異なるキャンバス地を採用したクレイジーな配色は、靴がスタイリングの主役になるほどの目を惹く個性的なデザイン。
【Amber Wall / アンバーウォール】 DANRO LOW PLUS
上記インラインのカラーはオレンジとブルー、アイボリーの3色。
対して、417別注カラーはインサイドにパープル、アウトサイドにグリーンの配色を採用。
シュータンのカラーには赤を配して、より個性を強めアクセントを効かせたカラーパターン。
一見すると派手さを感じる配色ではありますが、それぞれ深みのあるカラーになっているので、キャンバス地の素材感も相まってどんなスタイルにもマッチしてくれそうな風合いに仕上がっています。
「ミハラヤスヒロ」のスニーカーにも通じるものを感じる配色パターン。
ヒール部のディティール
ブランドロゴが刻まれたヒールパッチは立体的なデザイン。
ここでもアクセント的に配色された赤がイイ感じ。
ミッドソール
やや厚みのあるミッドソールを採用。
一緒に映っているのは「高島帆布」のタグ。
こちらのモデルは国産素材帆布素材である高島帆布のキャンバス地を採用しています。
工業用としての帆布製造をルーツに持つ、MADE IN JAPANの上質素材。
丈夫でハリがあり、しっかりと目の詰まったキャンバス地。
インソール
アンバーウォールの特徴の一つ、2重構造のインソール。
履き心地がフカフカで、このインソールの特殊構造をバッチリ感じられます。
表地には別注モデルらしくブランド名と「417」が併記。
こちらは付属のインソールとシューレース。
サイズ調節用として、薄手でクッション性はほぼ無し。
アンバーウォールのサイズ感は、通常のコンバースなどと同じサイズ感だと考えて問題ないと思いますが、1㎝きざみのサイズ展開なので、通常履いているサイズによっては0.5アップを選んでインソールで調整、がベスト。
アウトソール
アウトソールのパターンも、足裏の各パーツにあわせた独特な組み合わせで配置。
グリップ力にも期待が持てます。
AMBERWALLの文字がデザインされているという徹底ぶり。
日常使いではあまり目につかないところにもデザインが盛り込まれているのはポイント高い。
トゥキャップ
実はアンバーウォールに惹かれた最初のキッカケがこのトゥキャップの形状。
コンバースのジャックパーセルやPF Flyersのグラウンダーを想起させるボリューミーな巻き込み型トゥキャップの存在感に一目ぼれしたところが大きいのです。
ヌケ感のあるローテクのキャンバススニーカーは、見方によってはやや淡泊な印象を与えがちですが、ややゴツさのあるトゥキャップにすることでより立体的な表情が生まれ、しっかりとしたインパクトも兼ね備えたローテクスニーカーになっています。
アンバーウォールのラインナップには紐のいらない「スリッポン」もあるのですが、このトゥキャップのおかげでノッペリとしがちなスリッポンにもほど良いアクセントを加えていて、こちらも心惹かれる1足に仕上がっています。
Amber Wall まとめ
アンバーウォールは随所にこだわりが感じられる良ブランド。
凝ったディティールはもちろん、日本人に合わせた木型と特殊構造のインソールから生まれる履き心地にも文句なし。
これほど細部までこだわっておきながら、価格は非常にリーズナブルという圧倒的なコスパの良さには本当に驚かされます。
デビューから1年余りという超若手ブランドながら、今後の展開と広がりに対する期待値高めのブランドと言えるでしょう。
前述のスリッポンをはじめ、ベロクロやサンダルなどラインナップも豊富なので、ぜひ一度覗いて見てくださいね。
ではでは。