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finalのTWS(完全ワイヤレスイヤホン)専用イヤーピース Type Eレビュー。心地のいい装着感にアップグレード

2020年9月4日

SoundPEATS社のTrueFree+の後釜として購入したAnker製Soundcore Life P2

  • 完全防水
  • apt-Xコーデック対応
  • ノイズキャンセリング機能付きマイク搭載

など、マイクを通した通話を前提とした低価格帯の完全ワイヤレスイヤホンとしては非常に機能性の高いイヤホンになってます。

とはいえ、装着感と音質に関してはやや不満点もあるのが事実。

特に音質に関しては、筆者の好みからは少しずれたややドンシャリ型の低音強調タイプなので、もう少しフラットで繊細な音質だとより良かった。(「音質が悪い」というわけではないが )

そこで、音質が少しでも変わるかと以前TrueFree+で使っていたAudio-technica製のイヤーピースを流用しようと思っていたのですが、ケースに干渉して装着できないという想定外の事態に…

TWS(完全ワイヤレスイヤホン)専用で「軸」の短いイヤーピースを探していたところ、国産イヤホン・ヘッドホンの個性派ブランド「final(ファイナル)」から、完全ワイヤレス専用仕様のイヤーピースが発売されるという情報が入ったので早速購入。

ワイヤレスイヤホンのイヤーピースが欲しいけど、「通常のイヤーピースではケースに収まらない」という悩みのある人にもオススメのイヤーピースになっています。

用途別にオススメのワイヤレスイヤホンをまとめました。

国産イヤホンブランドfinalとは

final(ファイナル)とは、2007年に設立された国産ハイエンドイヤホンブランド。

エヴァモデルなどもリリースしていて、話題性も抜群です。

音質はもとより、しっかりと作り込まれたデザインに対しても高い評価を獲得しています。

特徴的なモデルとして金属から丸ごと削り出して作られたモデルなどは、一つひとつが職人の手による作業で生み出されているというこだわりっぷり。

メディアにも取り上げられたり、イヤホンマニアとしても有名なフィギュアスケート羽生結弦選手が愛用するなど、大きな話題を提供しているブランドになります。

最近では「final監修」という形で完全ワイヤレスイヤホンにも参入。新ブランド「ag」シリーズは、発売したばかりにも関わらず高い評価を獲得しているようです。

agシリーズのつくりは非常にシンプルで可愛らしい見た目。

agというブランド名の由来である古語「有り難きもの」をはじめ、各モデル名にも古語由来の頭文字を採用。

その名が表す通り、どこか奥ゆかしさを感じさせる和製ブランドとして、その地位を確立しています。

2020年には、川崎市のふるさと納税に採用され、final・agブランドのイヤホン類で上位を独占するなど注目度も高め。

筆者もふるさと納税の返礼品でag TWS04Kをゲットしました。

finalのTWS専用イヤーピース

final TWS専用イヤーピース パッケージ

そんなfinalから、TWS(完全ワイヤレスイヤホン)専用イヤーピースが新発売。

もともとfinal製のイヤーピースは大人気。

ネット上の口コミにも「finalイヤピ コレクター」といっても大げさではなそうな人たちの声が多数見られるほど。

今回発売となったTWS専用イヤーピースは、final製イヤーピースの中でも代表的なモデルである「Type E」がベース。

final TWS専用イヤーピース パッケージ裏

メーカーの謳い文句としては、

  • 疲れにくい
  • 低音域の改善
  • 音漏れ低減
  • 脱落しにくい

という特徴が挙げられています。

「『柔らかシリコン設計』を採用した」とのことで、素材自体はとてもソフトな感触のシリコン素材。

柔らかいとは言っても安いイヤーピースにありがちな『ペラペラ感』ではなく、しっかりとした密度も感じられる。

耳穴を無理に圧迫することなく、それでいてピッタリとフィットする印象。

final TWS専用イヤーピース ALLサイズ

サイズ展開はSS~LLまでの5サイズ。各サイズ1パッケージに4ペア入り。

今回はお試しということで、全サイズが1ペアずつ入った「ALLサイズ」パッケージを購入してみました。

それぞれのサイズごとに最適な縦横比で設計されているとのこと。

カラーはブラックとクリアの2色展開で、面相度(表面の滑らかさ)と硬度がそれぞれのカラーで少し異なるため、それに伴って密閉度と音質も若干異なる模様。

今回チョイスしたクリアは、ブラックに比べて

  • 低音がやや軽い
  • 高音が明瞭
  • クリアな音

になるとのこと。

final イヤーピース Soundcore Life P2 装着

Anker Soundcore Life P2に装着してみました。

最初から標準装備されているイヤーピースに比べて、明らかにソフトな装着感。

標準装備のモノは、若干ガサつくというか異物感が強かったのですが、finalのイヤーピースではそれが全く感じられない。

フィット感も良好。ある程度サイズによる装着感に選択肢があり、やや小さめをチョイスするか大きめをチョイスするかによって密着感も当然変わるため、最適なマイサイズを模索中です。

最も重要な音質の変化としては、もともと感じていたSoundcore Life P2のデコボコ感のあるチューニングの特徴の「カド」をとってマイルドにしてくれる感じ。

低音の奥行きがより広がり、高音をより聞き取りやすく鮮明に鳴らしてくれるような印象。

音の空間がググッと一回り広がったような感覚です。

finalイヤーピース Soundcore Life P2 ケース

イヤーピースを装着したままケースへ入れてみました。

以前使用していたAudio-technica製のイヤーピースは、ケースに干渉して「充電されない・蓋が閉まらない」と完全に使用不可だったのですが、今回のfinal製イヤーピースは完全ワイヤレスイヤホン専用仕様ということで全く問題なく利用できています。

内部での浮きなども無く、軽く置いただけでしっかり磁力で密着してすんなり充電も開始されました。

バッチリ!

final製イヤーピース まとめ

さすがもともとの評判が良いブランドfinalのイヤーピースであるため、使用感に文句なし。

以前の記事にも書いたように、Soundcore Life P2のもともとの音質に関してはあまり好みでは無いのですが、その不満点を緩和したうえでデバイスの特性をブーストしてくれるような感覚で使用できます。

イヤーピースの装着感が気に入ったこともあって、ふるさと納税の返礼品でagシリーズのag TWS04Kをゲットするに至りました。

やはりfinal、期待を越えてくる。

ではでは。

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