H&MのBlank Staples(ブランク・ステープルス)初のコラボコレクションも登場!今後の展開にも期待大
H&Mが2020AWから始めた新ライン「Blank Staples(ブランク・ステープルス)」
ストリートウェアのベーシックアイテムを取り揃えるBlank Staplesのコレクションは、スタート直後から売り切れが続出となるなど、大きな注目を集めました。
今季2021SSでは、新カラーを加えた定番デイリーウェアアイテムがリリースされたのはもちろん、Blank Staplesとしてのファーストコラボコレクションも展開され、ワンマイルウェアとしてもベースアイテムとしても今後の展開からますます目が離せないレーベルになっていきそうです。
今回はBlank Staplesブランドについて、実際のアイテムとともに紹介していきたいと思います。
Blank Staples(ブランク・ステープルス)とは
Blank Staples(ブランク・ステープルス)とは、H&Mが「ストリートウェアの日常を格上げする」をコンセプトに立ち上げたミニマルでベーシックなデザインと高い品質を兼ね備えたストリート系デイリーウェアのコレクション。
H&Mのメンズデザインチームとベルリン発のメディアHighsnobiety(ハイスノバイエティ)がパートナーシップを締結し、2020AWからスタートした新レーベル。
初お披露目の2020AWでは、無地素材にベーシックなカラーを基調としたTシャツ、ロングスリーブTシャツ、スウェットパーカ、スウェットシャツ、スウェットパンツの5型をリリースし、シンプルなデザインと確かな品質の高さにより売り切れ続出となる程の高評価を獲得しました。
第2弾となる今季2021SSでは、メインとなるアイテムカテゴリにハーフパンツが追加され新色も登場。さらにはキャップ、ソックスなどのグッズ類も拡充されました。
2020AWに引き続き今期も売り切れが続出。立ち上げから2シーズン目にして既に注目度の高さが伺えます。
さらにさらに、今季話題を攫ったH&M×BlackEyePatch(ブラックアイパッチ)のコラボコレクションでは、コラボアイテムのベースにBlank Staplesのボディが採用されるなど、Blank Staplesレーベルとしてのコラボ第1弾としても、今後のコラボ物の展開にも期待が持てる動きが出てきました。
そもそも、Blank Staplesブランド立ち上げ段階から「キャンペーンやコラボレーションの制作に取り組んでいる」と明言されているので、今後も各方面のクリエイターとのタッグによりご機嫌な話題を提供してくれることは間違いないでしょう。
Blank Staples アイテムレビュー
ここからはBlank Staplesの基本となるアイテムのレビューをしてみたいと思います。
14オンスのスウェット素材
スウェットシャツ、スウェットパンツ、スウェットパーカーのボディには、共通して14オンスの超ヘビーウェイトのスウェット素材を採用しています。
参考として、以前書いたパックT紹介の記事で少し触れたユナイテッドアスレのヘビーウェイトスウェットが12オンス。
14オンスクラスのスウェットになると、展開しているブランド自体が相当数限られると思うのですが、さらにBlank Staplesのスウェットは裏起毛では無く裏毛(パイル地)素材。
裏起毛素材だと展開しているブランドも比較的多数あるのですが、吸水性の良い裏毛素材で14オンスもの超ヘビーウェイトスウェットとなると、他で探すのもなかなか難しいと思われます。
例えばロサンゼルスアパレル(旧アメリカンアパレル)の14オンスの裏起毛スウェットで、価格帯としては8000弱~10000円位が目安。
|
生地のオンスだけで単純な比較ができないのは当然の前提として、数値だけで見るならH&M×Blank Staplesは上記ブランドクラスと同等レベルのヘビーオンススウェットパーカーで4999円、スウェットシャツなら3999円という驚異的なまでのコストパフォーマンス。
裏毛素材ヘビーオンスで打ち込みの良い高密度スウェットということも考えると、単純なコスパだけでなく希少性すら感じますね。
パーカーに関してはカンガルーポケット付きのややオーバーサイズで、よりデイリー使いしやすい都会的でカジュアルな印象もプラス。
存在感のあるフード
二枚仕立てで仕上げたフードはボリューム感抜群。
生地にハリがあるので型も崩れにくい。
フードの立ちも抜群で、しっかりとしたボリューム感をキープしてくれます。
コットン100%二枚仕立ての極厚生地なので、その分洗濯後に干す際は要注意。
しっかり立ち上げて干さないとなかなか乾きづらく生乾き状態が続きやすいというデメリットもあります。
フードを持ち上げられるパーカー用ハンガー必須。
メタルアイレット付きドローコード
メタルアイレット付きのドローコード。
肉厚で横幅のある平紐を採用していて、首元の存在感もバッチリ。
Tシャツは7オンス
Tシャツには7オンスのヘビーコットンジャージー素材を採用。
肉厚でしっかりとした生地感でありながら、肌触り&着心地も悪くない。
生地の厚さでいうと、オススメパックTの記事で紹介したFRUIT OF THE LOOMやユナイテッドアスレで販売されているヘビーオンスTシャツクラスと同等のオンス。
価格もFRUIT OF THE LOOMのヘビーオンスと同じくらいですね。
Tシャツに合わせているコットンジョガーショートパンツはスウェットシャツやパーカーと同じ14オンスの裏毛スウェット素材。
同価格帯の中ではコスパがかなり優秀。
というかコットン100%で同程度のヘビーオンスショートパンツって他ではそうそう見つからないかと。
サイズ感
全体的なサイズ感としてはいつものH&Mらしく日本人にとっては大きめな造りとサイズ感。
フィット感が欲しいなら1~2サイズダウン、ゆるく着たいならいつもの表記サイズ通りで問題ないかと。
ハーフパンツに関しては、個人的にかなりゆるく着たかったので1サイズアップでかなりダボッとしたものをウエストのドローコードでギュッと絞って履いています。
ハリ感のある重量級生地なので、オーバーめに着てもだらしなく見えないのが嬉しい。
Blank Staples まとめ
上質な素材使いとベーシックなデザインで、ストリート系デイリーウェアの定番アイテムになりそうなH&MのBlankStaplesレーベル。
時勢柄、ワンマイルウェアとしての需要も高そうなのでこれからも人気が高まっていくのではないでしょうか。
また、話題性のあるBlackEyePatchとのコラボアイテムが展開されたことにより、今後のコラボ企画などにも大いに期待が持てそうです。
ファッション業界に楽しい話題を振りまいてくれそうでワクワクさせられますね。
レーベルのファーストコレクションであった2020AWでは、一度売り切れたアイテムが在庫補充されることは無かったはずですが(返品などによる一時的な復活は除く)、今季2021SSのコレクションではスウェットシャツやハーフパンツ類が、全色・幅広いサイズでリストックされている様なので、買い逃した方は今がチャンスかもしれません。要チェック。
ではでは。