Anker Soundcore Life P2レビュー。オンライン会議にもオススメの通話特化型ノイズキャンセリング機能付きマイクを内蔵
以前紹介した完全ワイヤレスイヤホンの入門機True Free+。
基本的には不自由なく使えていたのですが、つい先日イヤホン本体が壊れてしまったので新しいワイヤレスイヤホンを検討し購入。
選ぶ基準として、
- 生活防水以上
- マイク内蔵型
- apt-xコーデックを試したい
以上の条件で探し、結果チョイスしたのは上記を網羅した上に高コスパなAnker製 Soundcore Life P2です。
Soundcore Life P2の基本性能や実際の使用感について、レビューしたいと思います。
特に通話音質については相手から「どこのイヤホンマイク使ってるの?」と聞かれるほど優秀。(自分ではなかなか気づきにくい)
※2021年8月より、最新型のSoundcore Life P3が発売になりました。当記事でも紹介している通話音声のノイズキャンセリング機能に加え、外音のノイズを除去する本格的なウルトラノイズキャンセリング機能を搭載。機能面での大幅なアップグレードを施し、ほぼ隙の無い一台になっているので、今から買うなら断然Soundcore Life P3をオススメしたい。
モバイルバッテリー界の雄 Anker
Anker(アンカー)といえば、モバイルバッテリーに関して圧倒的な評価を獲得しているのでブランドそのものの信頼感も高め。
製品の品質はもとより、サポート対応の丁寧さ・手厚さにも定評があるブランド。
これまではモバイルバッテリーのイメージが圧倒的でしたが、ワイヤレスイヤホンをはじめ、スマホ・タブレットの関連商品やオーディオ機器など、幅広い製品づくりを手掛けるメーカーとして爆速成長中。
Ankerは日本国内の販売ルートをAmazonに特化していることも有り、ワイヤレスイヤホンに関してもAmazonではSoundPEATSと並んで定期的にプッシュされています。
Soundocore製品はワイヤレスイヤホンのランキングでも必ず上位に入ってくるので、トータルではかなりのユーザー数を誇っていると予想されます。
Anker製のワイヤレスイヤホンは以前から気になってもいたため、ブランドを信用して購入決定。
Soundcore Life P2の基本スペック
Soundcore Life P2の基本性能として、重要なスペックは以下の通り。
製品名 | Soundcore Life P2 |
---|---|
再生時間 | 最大7時間(イヤホン本体)/ 最大40時間(充電ケース利用時) |
充電端子 | USB Type-C |
防水規格 | IPX7 |
対応コーデック | SBC / AAC / aptX |
その他の機能 | cVc8.0ノイズキャンセリング(マイク) |
保証 | 18ヶ月 / 最長24ヵ月 (要会員登録) |
価格 | ¥4,999(参考Amazon / https://amzn.to/3cVWVLR ) |
Soundcore Life P2の特徴
先に書いたスペック表の中でも特筆すべき機能をいくつかピックアップ。
大容量バッテリー
まずはなんと言っても長時間利用可能なバッテリー性能。
「うどん型」と呼ばれるスティックタイプのイヤホンとしてはAirPodsが代表的ですが、AirPodsが4~5時間の再生時間であるのに対し、同形状であるこのイヤホンは単体で7時間という驚異的なバッテリーの保ちの良さを実現しています。
充電ケースも含めると約40時間持つので、外出先での連続使用にも充分耐えうるバッテリー性能を誇っています。
バッテリーに関してはさすがのAnker製と言ったところでしょうか。
ノイキャン対応マイク
Soundcore Life P2は、オンライン会議などの利用シーンにおいて、特に通話品質を求める方にオススメしたいワイヤレスイヤホンです。
マイク内蔵型なのでBluetooth接続での通話が可能。
おまけにノイズキャンセリング機能付きマイク(あくまでもマイクのみ)なので、クリアな音声で声を届けることができます。
Zoomを利用したオンライン会議やリモートワークの需要が高まる中で、この価格帯のワイヤレスイヤホンとしてはとても嬉しい機能です。
奇しくも時代に非常にマッチした一台となっています。
IPX7等級の完全防水
IPX7対応で完全防水。等級的には「一定の深さまでは水没しても浸水しない」ということになるので、装着して潜水(!)でもしない限りは日常で支障をきたすことはまず無いレベルでしょう。
aptXコーデック対応
コーデックに関しては、この価格帯でaptXに対応!
Android端末の規格に対応したコーデック(転送の際の音声圧縮形式)で、SBS、AACと比較した際、高音質・低遅延が売りとなる形式。
Androidユーザーにとっては、aptXに対応していることは大きな魅力の一つです。
これら機能の総合力が、今回Soundcore Life P2を選んだ理由です。
改めて「全部入り」感が凄い…
これで音質に問題が無ければ、Android向け低価格イヤホンの決定版の一つと言っても過言では無いでしょう。
Soundcore Life P2の音質
肝心の音質について。
解像度は高め。ボーカルが籠るようなことも無く、しっかりと前に出ています。
イヤホン業界では古くから続く普遍的人気を誇る低音重視の設計で、量感と力強さがしっかり感じられるドンシャリ寄りの音質になっています。
このあたりは個々人の好みになるので一概には言えませんが、個人的にはいつも好んでチョイスする音質ではありませんでした。(音質が悪いという意味ではない)
好みでいうと、以前紹介したSoundPEATSの「TrueFree+」の音の方が好き。
今も昔も低音ドンシャリは広く好まれている音質で、それゆえ各メーカーともに力を入れている部分なのですが、長時間利用しがちな筆者は耳疲れの方が気になってしまう性質。
参考までに、筆者が愛用していた有線イヤホンメーカーは、総じて「フラットな音質」と評されることの多いaudio-technica(オーディオテクニカ)。
Soundcore Life P2の音質としては、SONYやBeatsを好んで利用する人にはオススメできる設計かなと思います。
筆者個人の好みを排除して、10人中6~7人には好まれそうな音であると予想。
Anker製のイヤホンはレビューにも「低音強め」とする声が多く、この辺りは事前に織り込み済みなので問題は無し。恐らくAnker製のイヤホンはすべて同じ方向性の設計だと思われます。
エージングが進んでこなれてきたときにどのように音質が変化するのかも見ていきたいと思います。
また、通話音質や会話などに関しては声の聞き取りやすさが際立っていました。
Soundcore Life P2の装着感
装着感に関しては購入前の一番の懸念点でした。
というのも初めての「うどん型」が装着感&見栄えの点でどうしても気になり、同じAnker製のSoundcore Libertyシリーズとどちらを購入するか迷った一番の要因だったからです。
実際に付属のイヤーピースのまま装着してみると、フィット感は申し分なし。
しっかりと密着し、頭を振っても落ちるようなことはありませんでした。
TrueFree+同様、イヤーピースを他メーカーに変更してみる予定。
見栄えに関しても、本体がブラックなためか悪目立ちするようなこともないと思います。
今のところ装着感に関しては満足しています。
Soundcore Life P2使用感まとめ
AnkerのSoundcore Life P2は、流行りをしっかり抑えたユーザー目線で作られた製品であるように感じました。
特に通話品質に特化した貴重なワイヤレスイヤホンと言えるでしょう。
あると嬉しい機能は網羅しつつ価格が抑えられており、それでいて(好みはあれど)音質も充分。
低価格帯のイヤホンの中でも、高付加価値的な意味でコスパの高い製品であると思います。
apt-Xコーデックに対応しているので、Androidユーザーであれば低価格ワイヤレスイヤホンの候補の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。
その他、オススメのワイヤレスイヤホンを用途ごとにまとめました。
Life Pシリーズも最新版のLife P3が発売になっていて、聞く方のノイズキャンセリングも搭載されました。
気になった方は最新型をチェックしてみてください。
ではでは。