秋色カラーのUKメイド。New Balance 576の30周年アニバーサリーモデル『CT576』
574と並びNew Balanceを代表する人気モデル576シリーズ。
昨年2018年は、576シリーズ生誕30周年ということで限定モデルや様々なブランドとのコラボ商品が発売になりました。
そんな30thアニバーサリーモデルでありながら、今になって投げ売りのような価格で売られている商品を偶然発見してしまったので、思わず二度見!即購入に至りました。
それが今回ご紹介するNew Balance CT576。
これからの季節にもぴったりな定番カラー。
レガシーカラーの渋かっこよさとスタイリッシュさを兼ね備えた限定モデルです。
高い人気を誇るNew Balance 576の歴史を振り返りながら見ていきましょう。
New Balance 576の歴史
New Balanceを代表するモデル576は、New Balance 996シリーズと人気を二分するほど根強いファンが付いている定番モデル574の元になったモデル。
576モデルの始まりは1988年。それまで発売されていた500番台シリーズの特徴を継承し、オフロードを意識したソール形状と、よりタウンユースに最適な素材&カラーバリエーションを配したことで人気に火が付き、今日に至っています。
同じくNew Balanceの人気品番である574シリーズは、576の後継モデル。
576と574の違いとしては、高級感のある素材を採用し、クラフトマンシップに基づいたMade in UK製にこだわった576に対し、574はアジア製の廉価版として比較的安価なモデルとして展開しています。
以前紹介したMS574のアウトソールも、しっかりオフロードらしさを継承しています。
574シリーズはカラー展開も豊富で、カラフルでポップな配色も多く見られます。
アジア製とUK製の価格差は通常1~2万円ほど。
30thアニバーサリーの特別なモデル CT576
さて、そんな576シリーズは2018年に生誕30周年を迎えました。
アニバーサリイヤーということでさまざまな商品が生まれたわけですが、とりわけアニバーサリーモデルの顔として真っ先に情報が公開されたのが「OM576」そして今回紹介する「CT576」です。
OM576は復刻モデル。
それに合わせてボックスも復刻デザインを再現したということで、ファンの間で注目を集めました。
一方、CT576はなんとコートシューズモデル。
M576を忠実に再現したアッパーにラバーカップソールを組み合わせることで、よりクラシカルで英国らしい仕上がりに。
CT576はコートシューズスタイル
New BalanceのCTシリーズとは、CT300とそのアップデート版CT400を代表としたテニスのコートシューズ型のシリーズ。
ランニングシューズ型をメインとするNewBalanceには珍しいローテクスニーカーでややマニアック。
New Balance好きの間では秘かな人気シリーズとなっています。
このCTシリーズとのハイブリッドモデルとして生まれたのがCT576。
通常オフロード仕様のゴツゴツとした凹凸が目立つ576のソールに対し、CT576はつるっとした質感のアウトソール。
コートスタイルらしい円形のパターンが特徴的で、グリップ力にも期待できます。
スッキリとフォルムがスタイリッシュ
クッション性とグリップ性の高さはもちろん、なんといってもボリュームが抑えられたスタイリッシュなフォルムが一番の魅力。
Made in UKの576らしく、英国の気品が感じられる30周年に相応しい特別なモデルになっています。
履き心地も申し分なく、やや堅めなラバーソールの特徴が出ています。
サイズ感としては、通常の576であればややゆったりめの木型を採用していますが、CT576に関しては通常履いているサイズと同サイズでピタッとした履き心地。
この辺りはUKメイド特有のカッチリとした造りが影響している気がします。
ENCAPを搭載したOM576の方が一般的な人気は高そうに思いますが、筆者の好みとしてはラバーカップソールを融合したST576のスマートなフォルムがかなり好みです。
ラバーソールなので重量感もそれなりにありますが、履いた感覚としてはそれほど重さは感じません。
インソールをサポーティブリバウンドインソール『RCP280』か、より軽量なライトウェイトインソール『RCP130』のどちらに代えようか思案中。
CT576はアッパー素材も上質
CT576はアッパーの素材にもぬかりは無し。
カラー表記は「GRAY」になっているものの、New Balanceお馴染みの鼠色のグレーではなく、ライトグレーのメッシュ生地に、グレージュっぽいやや茶色がかった温かみのあるカラーの組み合わせ。
その素材には英国製のスエードが採用されているのですが、このスエードの素材もまたこだわりの逸品でして
イギリスの名門老舗タンナーCHARLES・F・STEAD社製(チャールズ・F・ステッド)のスエードを採用しています。
英国伝統の鞣し技術による、きめ細かく目の詰まった上質なスエード素材は発色も美しく、正直この素材・Made in UK製というハイクオリティでこんな投げ売りが許されていいのかという…それほど素晴らしい高品質素材なんです。
世界最高峰のスエードは、秋のコーデに上品な大人らしさをプラスしてくれることでしょう。
ふっくらと立体感のあるNロゴがアクセント
おおぶりに施されたNロゴはダークネイビー。
グレーカラーにワンポイントのアクセントを添えています。
ヒールにはリフレクターが配置され、上部にはnew balanceの印字。
CT576まとめ
CT576は今買うならお得感しかない!
Made in UK製のNew Balanceは通常2万は下らないのです。
Made in UK製の代表モデルである1500シリーズであれば平均で3万近くします。
店頭で1万数千円で手に入れられるなら損は無いはずなので、もしも見かけたらチェックしてみてください。
Made in UK、最高品質のスエード、New Balanceの顔である576モデル、おまけに30周年アニバーサリー限定モデルというスペシャルな内容が盛り沢山すぎる。
秋コーデのスタメン入り必至。
靴ひももコットン100%のアイボリーが似合いそうなので思案中。
この秋は、英国製New Balanceの個性的な履き心地を味わってみましょう。
ではでは。