クラフトコーラとは?スパイシーな『ともコーラ』を取り寄せて飲んでみた
以前Twitterで見かけて以来、ずっと気になっていたともコーラ(クラフトコーラ)というブランド。
クラフトビールはご存知の方も多いと思いますが、こちらはクラフトコーラ。
平たく言えば、世界的飲料である「コーラ」の素。
え、コーラの素ってどういうこと??
というのが今回のお話し。
そういえば私、普通のコーラはほぼ飲まな(飲めない)くて、私と同じような女性達が「ともコーラは飲める!おいし〜」て言ってくれる瞬間が一番嬉しい。そういう意味で、うちのコーラは規定コーラとは別物の「新スパイス飲料」「概念としてのコーラ」なんだと思います。固定概念が覆る瞬間が面白い。 pic.twitter.com/24zsJ2oLKe
— ともコーラ | 元祖クラフトコーラ (@craft_tomocola) April 13, 2019
クラフトコーラとは?
近年のブームから「クラフトビール」はご存知の方も多いはず。
クラフトビールとはいわゆる「地ビール」と呼ばれるビールの通称で、大手企業が販売する製品に対し、大小さまざまな地域や醸造所が個性豊かな風味を追求し、独創的で特徴のある味わいを提供しています。
「クラフト」とは、もともと"手作り"を表す単語で、職人の手による個性豊かな手作りの味が魅力なわけです。最近では『クラフトコーヒー』などもトレンドですね。
これを踏まえた上で、ではクラフトコーラとはなんなのか?
そもそも「コーラ」とは、アフリカの熱帯雨林に生息する植物の総称のこと。(Wiki参照)
このコーラの実は「コーラ・ナッツ」と呼ばれ、カフェインを多く含んだ苦みのあるエキスを抽出することができるのですが、そのエキスをメインに使用し、様々なスパイスを混ぜ合わせた飲み物が現代のコーラの起源だとされています。(現在のコーラは、コーラの実を使用しないのが一般的らしい)
クラフトコーラとは、起源であるコーラの実とスパイスに原点回帰。原料にこだわった手作り感のあるコーラとして、にわかに注目を集め始めている日本発のムーブメントです。
このようなクラフトコーラムーブメントのパイオニア的ブランドが今回紹介するともコーラです。
ともコーラの魅力『コーラを、健康で美味しいの代表食に』
ともコーラさんが掲げる理念が「コーラを、健康で美味しいの代表食に」
ともコーラは、
どの地域でも画一的に味わえ、不健康なイメージで百年以上ベールに包まれてきた、
あのコーラというイメージを刷新したいと思います。コーラとは本来、世界中のスパイスやハーブから作られる、
薬膳飲料の一つで、カレーや火鍋と近しい存在です。ともコーラは、コーラを通じてスパイスやハーブの魅力を伝えるだけでなく、
スパイスやハーブにまつわるストーリーも伝達することで、
飲む人の味覚と好奇心を刺激していきたいです。ともコーラ公式サイトより引用
公式サイトにもあるように、美味しさだけではなく、ブレンドされたスパイスやハーブの薬効にも注目したいところ。
ともコーラでは、15種類以上の原料を使用。スパイスや和ハーブ、国産の柑橘類をベースに、原料にこだわり抜いた「生コーラ」に仕上がっています。
ともコーラの原材料
ラベルの原材料表記はこのような感じ。
【原材料名】岩城島無農薬オレンジ、岩城島無農薬レモン、沖縄きび佐藤、コーラナッツ、オールスパイス、クローブ、カルダモン、シナモン、山椒、唐辛子、その他スパイス
国産無農薬の柑橘類・沖縄県産きび砂糖をメインに、各種スパイスを配合。これはなかなか原材料費も高そうな文言が並ぶ。
割り方いろいろ
まずはコーラとして味わうためにシロップを炭酸で割る。
柑橘系の香りとピリッとしたスパイスが効いた、なんとも味わい深いコーラの出来上がり。パンチの効いた甘味の後にやってくるカルダモンの特徴的な清涼感がスッキリとした後味を演出しています。
注ぐときに気づいたのですが、瓶の底には驚くほどの量のスパイスが沈んでいます。シロップと一緒に混ざり合って注がれてくる光景はまさに"生"感。
続いてミルクで割ってみる。
インド発祥のスパイシーミルクティー「チャイ」を思わせる濃厚な味わい。
どこかで味わったような?と、思い出したのがコーヒーリキュールのカルーアミルク。
牛乳の効果か、スパイスの刺激はマイルドで穏やかに変化。
炭酸割り、ミルク割りと、どちらもおススメできる美味しさです。
まだ試していないですが、ミルクティーにまぜてチャイスパイスの代わりに使用したらどうなるか気になっています。筆者は以前手作りチャイに凝った時期がありまして、ホールスパイスを砕くところから作ったりもしていたのですが、その代用に使っても面白そう。
少し前に流行ったチャイキャンディスのようなイメージで。
ご当地限定パッケージ
ともコーラさんでは、業務用の卸販売や一般販売のほかに、ご当地仕様のクラフトコーラも手掛けています。
東京クラフトコーラ
こちらは東京駅限定のクラフトコーラ「東京クラフトコーラ」
『売れてます』の文言とともに大きく売り出されていました。
本家「ともコーラ」のパッケージしかり、東京駅限定ボトルパッケージも女性的でオシャレな印象。
原材料を見てみると、柑橘類の原産地名の表記が微妙に異なるのは生産時期の違いなのか限定版独自の設計なのか。もちろん国産無農薬であることには違いありません。
トーキョークラフトコーラは海外向けのお土産としても手に取ってみてもらいたいですね。空港にもあると良さそうですが、液体物の機内持ち込み制限あたりがネック。
熊本クラフトコーラ
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— 椿原 ばっきー | Lbose inc. (@Bucky_mkt) August 21, 2019
オンラインストアが出来ました。
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熊本の食材と、元祖天然クラフトコーラ専門店「ともコーラ」とコラボによる「熊本クラフトコーラの素」
炭酸で割るだけで、自宅でクラフトコーラを楽しめます〜🍹
◆熊本クラフトコーラ | KUMAMOTO CRAFT COLAhttps://t.co/GVUZ0hjaN1pic.twitter.com/25EewWKqh1
こちらは熊本の食材を使用した「熊本クラフトコーラ」。クラファンを活用したご当地プロジェクト。
まだ飲み比べていませんが、熊本産柑橘類と黒糖を使用している模様。
本家ともコーラのデザインを踏襲したラベルがホントに良い味出してますねぇ。
公式サイトによると、今後熊本産原料にこだわってアップデートしていく計画もある模様。
◆熊本クラフトコーラ | KUMAMOTO CRAFT COLA 公式オンラインストア
まとめ
クラフトコーラ、これは来る!というか既に来てる!
味が美味しいのはもちろんのこと、ご当地限定などの広がりは期待せずにいられません。
個人的な要望が2つあって、瓶から注がれるスパイス類がもう少しコントロールできると有り難いのと、生姜を効かせた「ジンジャークラフトコーラ」が飲んでみたいという願望があります。
瓶のスパイスに関しては、スパイス類がたっぷり贅沢に投入されている分、大き目のスパイスが流れ込んでくると飲み心地をちょっと邪魔する時があるので、瓶の形状なりで対応してくれると嬉しい。
ジンジャークラフトコーラについては、単純にジンジャーエールが好きなので、今回味わったクラフトコーラのスパイシーさからさらに大人な『辛口ジンジャエール』仕様になったら絶対買うし飲んでみたい!という妄想。
なにはともあれ、まずは皆さん一度お試しください。ホントに美味しいし、こだわりを感じながらいただけるのがなんとも贅沢な気分にさせられます。これまで作り上げられた体に悪そうなイメージのあるコーラなのに、です。
日本発のムーブメント、今後の動向に注目です。
ではでは。