Google Pixel8aが遂に予約開始!コスパ最強スマホとしては、現在の価格帯は”最後”になるのか?
昨年発売になったGoogleのスマホ最新シリーズであるPixel8/Pixel8Pro。
そのPixel8シリーズの廉価版であるPixel8aの予約が2024年5月8日にスタートしました。
発売日は2024年5月14日。
Pixelのaシリーズは、お手頃価格で手に入る廉価版を謳いながら、ほぼ同シリーズの無印モデルと同等レベルのスペックでリリースされることもしばしば。
今回発売されるPixel8aにおいても高コスパ具合は健在で、ほぼほぼ無印のPixel8と遜色ないレベルのスペックを保っている上に、バブル崩壊以来という空前の円安トレンドの中で、価格も相当抑えられたモデルに仕上がっているのです。
取り扱いキャリアによって値段はさまざまですが、予約段階の現在において、最も安いのはGoogle Storeでの購入で、本体価格72,600円。
本国アメリカでは499ドル(128GBモデル)で販売されているので、単純計算でも72,600÷499=145.49…と1ドル約145.5円計算となっており、一時は160円に到達するほど円安に勢いのある昨今のドル円レートを考えるとかなり割安となります。
昨年発売になった前身モデルであるPixel7aの現在価格69,300円(値上げ実施後)と比較しても、わずか3,300円という差額なので、もはや最新モデルと旧モデルの価格差としては無いに等しいといっても良いレベルではないかと。(※Pixel7aは発売時62,700円ですが、前述の通り市況がかなり異なるので判断材料から抜いています)
さらにいえば、筆者は今後さらに円安が進むと考えているので、タイトルにも書いた通り、現在の価格水準で購入できるのも今回が最後になりそうかなと予想しています。
※5月14日の発売日当日に本体が到着、Pixel 8aの実機レビューを書きました。
下取り価格やストアクレジットも充実
今回筆者が購入を決めた理由の一つが、Googleストアにおける下取り価格の満足度具合です。
「20,000円分のストアクレジットと対象スマホの下取り高額還元で実質19,800円~」という文言のもと、お得感をアピールしています。
筆者所有のPixel6aの下取り価格が状態良好で28,800円という価格。
この価格は、現在のPixel6a中古買取の相場よりも好条件な価格。
筆者と同じPixel6aユーザーは、ちょうど購入から2年が経ち、「そろそろ最新に替えたい欲」が抑えられなくなってくる時期では。
Pixel6aはバランス型として非常に優秀な端末なのですが、2年も使っていると最新機種のスペック表を眺めているだけでなんだかウズウズしてきますし、使い方によってはバッテリーのヘタリも気になりだす人もいるかもしれませんね。
Pixel6a、Pixel7a、Pixel8との違い
Pixelのaシリーズに共通して言えることですが、廉価版という位置づけにしてはPixel8aのスペックが優秀すぎるのが実情。
これまで発売になったモデルと比較しながら、買い替えるべきか?の判断材料にしましょう。
Pixel6aと比較
まずPixek6aとの比較では、CPUやRAM容量からはじまり、カメラ画素数・カメラセンサーサイズはもちろん、バッテリー容量からリフレッシュレートまで、すべてにおいてパワーアップしているので、Pixel6aからの買い替えであればスペック的に不満を感じることはまずないでしょう。
特に、
- カメラセンサーのサイズアップによる暗所での撮影力向上
- 最大リフレッシュレートが60Hzから120Hzに向上
この辺りの違いは相当な差があると思われます。
前述の下取り価格の面からも、Pixel6aユーザーなら買い替えを検討する価値があると思います。
ハッキリ言って悩むなら買い一択です。
Pixel7aと比較
Pixel7aとの比較では、Google Pixel独自のCPUであるGoogle TensorがG2から最新のG3にアップグレードし、各ベンチマークスコアで20%以上の性能向上を果たしています。
カメラ周りやROM・RAM自体は据え置きですが、バッテリー容量が100mAh余り増えたのに対し、重量は約5gほど軽くなっていて、携帯性の良さが向上。
Googleストアで購入する場合はPixel7aの下取り価格が32,800円となっていて、額面の本体価格が4万円を切るという値段で購入できます。
正直Pixel7aから大幅なスペック向上には至っていないので、Pixel7aユーザーであれば、もう1年待ってPixel9aの登場に期待するというのも手だと思います。
これまでと同様であれば、来年もさらに性能が向上したPixelシリーズが登場するはずなので。
ただし、前述のように円安・物価高の影響があるので、価格の面に関してはPixel8aに分がある可能性があります。
1年後のデバイス価格がどうなっているかは全くの未知数で、しかも今年に入ってPixel7aの値上げがあった事実も踏まえると、値段を気にするのであればPixel8aに早めに乗り換えておくというのも悪い選択肢ではないでしょう。
Pixel8との比較
Pixel8aのベースと言っても過言ではないPixel8。
Pixel8aがスペック的に「ほぼほぼPixel8」と呼ばれるほど優秀なので、逆に言うと、Pixel8から買い替えるメリットはほぼ無いと言っていいでしょう。
言うなれば本体サイズが気になる人向けといったところになってくるのですが、Pixel8・Pixel8 Proのサイズを気にする人であれば、そもそもaシリーズの登場前に無印Pixel8を購入してはいないでしょうからね。
このことからもつくづく、Pixelのaシリーズは、廉価版というよりも携帯性に優れたコンパクトシリーズとしての位置づけなのだということがよく分かります。
その点を踏まえていうならば、もし現在のPixel8ユーザーが購入を検討するのであれば、補助端末・バックアップ端末として使える2台持ち用途でしょうか。
2台めとしてであればサイズの利点も生かせますし、Googleアカウント連動でシームレスに使えるのが強みです。
さらに、2台持ちならPixel特有の長期アップデート保証も生きてきますね。
5月14日発売。予約受付中
普段であれば相当悩んでから購入する筆者も、今回ばかりは発表と同時に即予約してしまいました。
特に大きかったのはやはり価格面。
下取り額の大きさと今後の更に円安が進むことを見越して、今買うしかないでしょ!という背中を押された形になりました。
展開カラーはAloe(グリーン)・Bay(ブルー)・Porcelain(ホワイト)・Obsidian(ブラック)の4色で、筆者はPixel8Proの限定カラーとして登場したBayをチョイスしました。
Aloeが数量限定カラーのようなのですが、筆者としては同じグリーン系でも前作Mintの淡いグリーンの方が好みで、Bayの憂いを帯びたようなブルーの方が今の気分にマッチ。
実機を触るのが今から楽しみです。
スペック的にも申し分ないので、高コスパスマホとしての役割を存分に発揮してもらいたいと思います。