ワイドパンツからスリムパンツにトレンド移行中。シルエットの綺麗なパンツならnonnativeが良き
ワイドパンツ全盛期。
以前もどこかで書いた気がするのですが、筆者はもともとルーズストレート~ゆったりとしたワイド目なパンツしかほぼ履かず、持っているアイテムの9割がほぼそんな感じ。
あれだけ流行った黒スキニーブームの際にも、結局は一度も履くことはありませんでした。
しかし昨今のワイドパンツブームの影響か、ここにきてやや細めのシルエットに惹かれる気持ちが湧き上がってきていて。(天邪鬼なので)
まだまだワイドパンツブームも継続するとは思うのですが、一方で、スキニーをはじめとした細身シルエットのパンツに徐々にトレンドが回帰していく予兆もすでに感じられています。
いわば今はワイドパンツ全盛期からの細身パンツへの移行期。
そのようなタイミングでいきなりピタピタの細身パンツに変えてしまうと、履き心地はもちろん、シルエットにも違和感を感じる人も多いのではないかなと。
そんな時にオススメしたいのが、nonnative(ノンネイティブ)のDWELLER 5P JEANSシリーズ。
パンツのシルエットに定評のあるnonnativeにおいて、定番シリーズとして高い人気を誇るシルエットになっています。
今回はDWELLER 5P JEANSシリーズの定番モデル01から、最も新しいシルエットである03と呼ばれるモデルについて紹介したいと思います。
細身パンツにトレンド回帰
2010年後期ごろから現在に至るまで、大きな流行になっているワイドパンツ。
ここ数年では「ワイド」の幅もかなり大きくなり、これまで以上に極端なビッグシルエットも流行していますが、その一方で、スキニーをはじめとした細身のパンツも再び復活の兆しを見せています。
一時的なブームならまだしも、ここまでワイドが流行ってしまうとその逆を行きたくなるのがファッションの常。
「周囲と被りたくない」「差別化を図りたい」という意味でも、筆者と同様に細身のパンツにやや心惹かれ始めている方も多いはず。
太めのパンツももちろん今後も継続して履くのですが、そろそろブームの終焉を見据えて細身系のパンツを物色しておくのも悪くはないでしょう。
いわば転換期に当たるような今の気分には、冒頭でもお伝えしたようにnonnativeのパンツがとてもちょうどよいのです。
筆者の好みとしては、nonnativeというブランドの中でも
- DWELLERシリーズパンツのシルエット
- スニーカーやブーツなどの履き物全般
これらが特に秀逸。
スニーカーで言えば、asicsとコラボした「GEL-YETI TOKYO」や、レザー製ハイカットスニーカー「STROLLER TRAINER HI COW LEATHER」なども以前紹介しました。
nonnativeの人気モデルのパンツに関しては、シーズンごとに完売が出るほどの絶大な支持を集めていたりしますね。
少しずつマイナーチェンジを繰り返しながらも、ベースとなるシルエットには、nonnativeならではのこだわりがしっかり詰まっています。
nonnative(ノンネイティブ) DWELLER 5P JEANS
nonnative(ノンネイティブ)の定番であるDWELLER 5P JEANSシリーズ。
比較的タイトフィットな01、腰回り・腿周りがよりルーズな02というモデル展開に続き、最も新しい型として03が登場しました。
DWELLER 5P JEANS 03 SELVEDGE
DWELLER 5P JEANS 03は、長年愛されるシリーズのパンツから出た新シルエット。
これまでのシリーズの中でもヒップ周り・腿周りに一番ゆとりがあるおかげで、ややゆったりとした履き心地に仕上がっていて、ルーズフィットにあたる02よりもさらにゆったり感を感じます。
クラシックなストレートに近いシルエットにも見えるのですが、ヒザから下の細身でややテーパードがかったディティールがnonnativeらしい特徴的な仕上がり。
パンツのシルエットに並々ならぬこだわりのあるnonnativeデザイナーの藤井さん。
特に膝下から裾にかけてブランドのオリジナリティが詰まっており、全体で見たらテーパードなシルエットでも、膝位置で絞ってから、膝下は先細りせずほぼストレートでストンと落とすという唯一無二のシルエットを探求。
DWELLER 5P JEANSシリーズの特徴のひとつでもあるヒザ裏にダーツを施して立体感を生み出すなど、他ではまず見られない独特でオリジナリティに溢れたシルエットを生み出しています。(03シリーズはダーツを廃止)
こちらは13.5オンスのセルビッジデニム生地を使用。
絶妙な色落ち加減とやりすぎないダメージ加工もnonnativeならでは。
裾周りのダメージや退色した赤耳の再現具合など、絶妙なビンテージ感を醸し出す一枚に仕上げています。
DWELLER 5P JEANS 03 WESTPOINT
DWELLER 5P JEANSシリーズは、名前こそジーンズという名称ですが、ラインナップがすべてデニム生地仕様というワケではなく、定番シルエットのパンツの総称として用いられています。
こちらはコットン製のウエポン(ウエストポイント)生地でリリース。
ウエポンとは米国陸軍士官学校の名前に由来する双糸のツイル生地で、一般的なチノパンなどに使われる単糸のチノクロスよりも丈夫で高密度、ハリと光沢に優れた生地です。
コシのある上質な生地感で、履き心地に関してもしなやかなさを感じさせます。
光沢感のある黒が特に好きですね。
なんとなくまた黒系ブームがキテる筆者的には、シルエットが綺麗で生地感の上等な黒パンツは少しずつ集めていきたい衝動に駆られています。
DWELLER 5P JEANS 01 BLACK DENIM
上記03よりタイトめ・細身のシルエットが好みなら従来の定番型である01がオススメ。
こちらは13オンスのオリジナル生地を使用したブラックデニム。
01はDWELLER 5P JEANSシリーズの中でも腿周りからヒザ下までのフィット感が一番スリムで、足の形に沿うような美しいシルエットを形成します。
コットン100でストレッチも入っていないのですが、履いていて窮屈さや動きにくさを全く感じないのは、さすが考え抜かれて作りこまれた絶妙なパターンの成せるワザ。
13オンスのオリジナル生地を使用したブラックデニム。
こちらはセルビッジ生地ではないのですが、より均一でモダンな質感というか、がっつりアタリ・色落ちを楽しむというワケでなく、デニスラっぽい近代的なシルエットを形成したデニムが良ければ、脇割りデニムの方が利点は多いのかなと最近は思うようになりました。
ARKnetsの福袋に入っていたARC’TERYX VEILANCE(アークテリクス ヴェイランス)の3Dデニムの立体感なども、セルビッジデニムでは再現できない革新性をもっていましたね。
斜めに入ったコインポケット。
nonnativeの代名詞ともいえるヒザ裏のダーツ。
この辺りの細かい仕様は、03ではだいぶそぎ落とされており、違いが明確になりました。
トレンドを見越すなら、01くらい絞ったスリムパンツの方がワイドパンツから差別化も出来て、これから一番アツいシルエットになっていくと思われます。
が、記事冒頭にも書いたように、ここまでワイドパンツが流行っている中で、急にタイトめなパンツを履くと窮屈感を感じることも多いと思うので、まずは一番ゆとりをもって履ける03から攻めていくのもオススメ。
まとめ
今回はnonnativeのDWELLER 5P JEANSシリーズについて紹介しました。
nonnativeは、パンツといいスニーカー(ブーツも)といい、ちょこちょこと筆者のツボを押さえられるブランド。
ルックを見ているだけで物欲が掻き立てれます。
先日発売になったティンバーランドとのコラボブーツもまた良い。
フィールドブーツをチョイスするあたりが、とてもnonnativeらしい。
筆者は以前Mastermind(マスターマインド) × Timberlandのフィールドブーツを購入しましたが、防水ブーツの割に軽やかで履き心地も良く、秋冬のアクティブシーンにピッタリなブーツなのでぜひオススメしたい。
今後も下半身のnonnative率が高くなることでしょう。
皆さんもまずはDWELLER 5P JEANSシリーズからお楽しみください。
nonnativeの時代がまた来てると思うのです。
ではでは。