【ビーフィー超え】パックTの元祖Hanes(ヘインズ)から新登場!一枚着最強の白Tシャツ「SHIRO」をレビュー
ドメブラからメゾン系ブランドまで、いまやあらゆるブランドで展開されるパックT。
各ブランドが様々な形で差別化し展開しているので、シンプルな無地Tシャツがベースとしてありながら、アイテムごとの特色が顕著だったりしますね。
以前ドメブラのオススメパックTとして、グラフペーパーとバトナーのパックTを紹介しました。
いまや定番となっているパックTの『元祖』であり、長年愛され続けているHanes(ヘインズ)から、史上最高の白Tシャツを目指した「Hanes T–SHIRTS SHIRO ®」がリリースされました。
2023年の3月に発売開始して以来、即完・在庫切れが続出し、幻のパックT状態になっています。
白パックTを作り続けるヘインズが本気で作ったTシャツ SHIROの魅力について書いてみたいと思います。
※ヘインズのSHIRO、ついに在庫が復活!
【再入荷のお知らせ】
— Hanes(ヘインズ) (@hanes_japan) July 6, 2023
最高の白Tを追求したヘインズの新定番
Hanes T-SHIRTS SHIRO®
THE BEST OF WHITE-T 再入荷しました!
Hanesが #最高の白T を追求し、様々な要素を徹底的にこだわり抜いた、白1色展開とする新パックTシャツ。#HanesSHIRO#ヘインズシロ
https://t.co/UgTtvfxDiupic.twitter.com/YWm95o6bv5
ヘインズとパックT
ヘインズと言えばアメリカを代表するアンダーウェアブランドであり、初めてパックTをリリースしてから半世紀以上という長い歴史を持つ、まさにパックTの元祖。
赤ラベル・青ラベル・金ラベルの3枚入りパックTシリーズにはじまり、厚手で屈強なビーフィーT、日本人の体形に合わせたジャパンフィットモデルなど、数々の定番人気Tシャツを生み出してきました。
筆者は主にゴールドラベルを愛用。
金ラベルに関しては、柔らかく肌触りの良い生地感とクタッとした表情が魅力。
それとは対照的に、今年リリースされたHanes T-SHIRTS SHIROは、これまでのヘインズのアーカイブと技術を集結し、とことんまでこだわって作られた白Tシャツなのです。
一枚着でも様になる最強の一枚。
パックTの雄であるヘインズが『最高の白T』を目指して作ったSHIROの魅力に迫ってみましょう。
Hanes T-SHIRTS SHIRO ~THE BEST OF WHITE-T~
「THE BEST OF WHITE-T」を称するヘインズの新作パックT SHIROは、ヘインズ製品内において最高の白Tを追求するという名目で販売を開始。
価格は一枚パックで2,750円(税込)。
カラーは少し黄味がかったオフホワイト一色展開なので、白Tシャツの中でも「サラシ」と呼ばれるような真っ白・純白をイメージして購入しないように注意が必要。
あくまでもコットン100%ならではの「ナチュラルなホワイト」という印象です。
特徴
Hanes T-SHIRTS SHIROは、ヘインズがこれまで培ってきた歴史やアーカイブをもとに、とことんまでこだわりを詰め込んだ白Tシャツに仕上げています。
パッケージにも記載されている7つのポイントは以下の通り。
- ヘインズこだわりの白
- コットン100%の7オンス生地
- 首元がしっかり詰まったクルーネック
- クラシックなアメリカンシルエット
- 縫い目が目立たないブラインドステッチ(まつり縫い)
- 生地と同色プリントのタグレス仕様
- ピクトロゴデザインのクラフトパッケージ
7オンスの厚手ボディで透けにくい
まずボディ素材には7オンスの厚手生地を採用。
同じくヘインズから出ている大人気ヘビーウェイトTシャツ「ビーフィー」に採用されているのが6.1オンス生地なので、ビーフィーを超える厚さとなっています。
ヘビーウェイトTシャツの代名詞でもあったビーフィーのお株を完全に奪いに来ている。
7オンスというと、Tシャツの中でも最高クラスの厚手生地なので、ガシッとした屈強な質感はもとより、なんといっても一枚で着て透けにくいのが大きな魅力でしょう。
ヘインズから出ている定番パックTの中でも、人気ナンバーワンである赤ラベルのボディと同じ糸を使い、双糸編みにすることで、より滑らかで強度のある丈夫なボディ生地に仕上がっています。
空気を含んだようなふんわり感と、米綿のようなザラッとした風合いがあり、着用の際にはドライな質感でサラッと着ることが出来ます。
スーピマコットンTシャツのように超長綿特有の繊細でドレッシーな質感も好きですが、やはり一枚着の白Tシャツにはこのくらい粗野でガシッとしたボディ生地の方が頼りがいがあってイイですね。
首元がしっかりつまったクルーネック
シルエットの特徴として、首元までしっかり詰まったクルーネック。
ドメブラパックTの回で紹介したグラフペーパーのパックTと非常に近しいコンセプトの造り。
無地Tシャツはシンプルなだけに、首回りの造りひとつで印象が大きく変わります。
肌の露出面積が減ることで、しっかり感・清潔感が生まれ、だらしなく見えない。
ボディと同色のロゴプリント
ネック裏には、ボディと同色で目立たないHanes SHIROのプリントネームタグ。
ヘインズと言えば、プリントタグにヘインズの赤ロゴが入っているのが定番なので、同色で目立たない仕様にしてきたのはポイント高め。
あくなき白Tへの意気込みを感じさせますね。
縫い目にもこだわり
ヘインズではお馴染み、脇に縫い目のない丸胴仕様。
ヘインズの着心地の良さの秘訣。
ヘインズは身幅が大きくボックスシルエットが定番ですが、それも丸胴仕様ならではといったところ。
サイズ感 – ビーフィーと比較
ヘインズ公式サイトのサイズチャートをもとに、サイズ感を見ていきましょう。
まず、Hanes SHIROの実際のサイズチャートが以下。
サイズ | S | M | L | XL |
---|---|---|---|---|
身丈 (cm) | 68 | 70 | 72 | 74 |
身幅 (cm) | 48 | 51 | 54 | 57 |
肩幅 (cm) | 43 | 45 | 47 | 49 |
袖丈 (cm) | 20.5 | 21.5 | 22.5 | 23.5 |
そして、SHIROと比較対象になりがちなビーフィーのサイズが下記チャート。
サイズ | XS | S | M | L | XL |
---|---|---|---|---|---|
身丈 (cm) | 62 | 65 | 68 | 71 | 74 |
身幅 (cm) | 45 | 48 | 51 | 54 | 57 |
肩幅 (cm) | 42 | 44.5 | 47 | 49.5 | 52 |
袖丈 (cm) | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
基本のシルエットとして、SHIROはビーフィーと比べて着丈が長く、肩幅が狭いということが数字上では言えます。
ただし、サイズアップするごとに着丈に関してはほとんど差が無くなり、XLに至ってはほとんど肩幅の違いのみ。
SHIROのベースとして、肩から首回りにかけて引き締まったサイズ感に仕上げており、袖丈のみ若干の落ち感を残してあります。
筆者としては、この手の白Tはサイズアップするよりもジャスト~タイトめに着た方がカッコイイと思っているので、普段ジャストサイズで着ているサイズか1サイズ下で着るのがオススメ。
ただし、前述のように首元がしっかり詰まっているので、「首まわりの窮屈感を感じたくない」「首のサイズが平均より太い」という方はサイズアップも視野に入れましょう。
洗濯後の縮み
コットン100%なので、洗濯後の縮みがどうなのか、サイズ選びと関連して気になるところ。
実際に着用したのちに通常洗濯したSHIROを、開封直後のSHIROに重ねて縮みを比較しました。
思っていたよりも縮みが少なく、生地の密度のみギュッと引き締まったかな?という印象。
袖のみ目視で0.5㎜ほどの縮みがありますが、重ねて見ないとほとんど分からないレベル。
身幅と着丈は、ほぼ変化なし。
もっとも変化があったのは首のリブ周り。
ただし、これは洗濯したからというよりも、着用している間に自分の首周りに馴染んだという方がより正確かと。
これは実際に脱ぎ着している時点で感じていました。
洗濯縮みの検証結果をまとめると、Tシャツ上部の肩回りから袖にかけて若干の縮みがあり、Tシャツ下部の胴回りや着丈にはほぼほぼ影響なし。
まとめ
SHIROは、パックTの老舗ヘインズの本気度が伺える白Tシャツに仕上がっていますね。
7オンスというヘビーウェイトで頼りがいがありながら、肌触りも良好。
特筆すべきは首元の詰まりで、ここまで首元がしっかりしたTシャツもそうそう見かけることはありません。
赤ラベルと同じ糸を使いながら、「首元のヘタリ」が魅力とされる赤ラベルとは、ほぼ真逆の出来栄え。
これは売れるのも納得ですね。
一度SHIROを着てしまうと、普通のTシャツでは満足できなくなりそう…そのくらいクセになる完成度の高い一枚。
今はどこも売り切れ状態ですが、ヘインズ公式サイトによると7月中旬~8月上旬を目途に再販予定となっているらしく、予約受付を開始しているので、欲しい人はうっかり見逃すことのないよう忘れずに予約しておきましょう。
ではでは。