【バブアー】大当たりの神福袋!実力派セレクトショップARKnets(アークネッツ)のセンスが光るHAPPY BOXをネタバレ
新年恒例の福袋。
100%販売店のセンスに任せるものなので、個人の趣味嗜好とのズレや明らかな売れ残りなどのアタリハズレがあるのは当然として、それでもやっぱり買いたくなるのが福袋の魅力。
金額に対するコスパが気になるのは当然としても、それ以上に封入されているアイテム自体の満足度や、単品では自分ではあえて選ばないような良質アイテムとの出会い(=セレンディピティ)が楽しみだったりしますね。
筆者も今年もいくつか買っていますが、その中でもARKnets(アークネッツ)の福袋があまりにも神過ぎた!
まず受け取った際のズシッとした重量感や、箱を開けた際の期待度の高まりが段違いでした。
価格は5万円をチョイス。
入っていたのは
- シューズ 1点
- Tシャツ 1点
- 長袖カットソー 1点
- パンツ 1点
- アウター 1点
以上の5点に、プラスでおまけ的小物もひとつ。
今回は実際に届いたアイテムの紹介と、ARKnetsの福袋の種類について書いてみたいと思います。
先に結論を書いておくと、文句の付けようのない神福袋でした!
700以上のブランドをセレクトするARKnets(アークネッツ)
ARKnetsとは、北関東を中心に実店舗を展開するセレクトショップ。
取り扱いブランドはなんと700を超えるらしく、Maison MargielaやAcne Studiosなどのインポートから、COMOLIやGraphpaperなどの人気ドメブラまで幅広く取り扱っています。
公式オンラインストアでも購入できるので、ただ眺めているだけでも楽しくなっちゃうお店。
ARKnetsでは、展開している各店舗によって取り扱いブランドの系統やコンセプトが若干異なります。
以下公式ページより、いくつかの店舗のコンセプトを引用しておきます。
ARC(アーク)
ARC(アーク)
宇都宮ユニオン通りに位置する、ARKnets発祥の店舗。
ARC公式ページより
アメカジをベースとしたブランドを中心に、普遍的ながらも主張のあるアイテムを取り揃え、大人のスタイリングを提案。
メインにTENDERLOIN、WTAPS、NEIGHBORHOOD、WACKO MARIAといった、人気トップクラスのブランドが名を連ねる。
CORNER’S ARK(コーナーズアーク)
CORNER’S ARK(コーナーズアーク)
大人だからこそ楽しめるエッジの効いたドメスティックブランドから、独創的な定番ブランドまで、 大人に向けたオリジナリティあふれるブランドをセレクト。ファッションを楽しむ次世代の大人に 提案するエッジの効いた角に位置するセレクトショップ。
CORNERS ARK公式ページより
NOA’S ARK(ノアズアーク)
NOA’S ARK(ノアズアーク)
宇都宮ユニオン通りの、黒い外装の店舗。ARKWAXの併設店。
NOA’S ARK公式ページより
ストリートとハイファッションの垣根を越え、 一見ベーシックなデザインながら、素材、機能性、ギミックにこだわった真のデイリーウェア、リアルクローズをメインにデザインするブランドをセレクト。カジュアルから、洗練された大人のスタイルまで、幅広いハイストリートな着こなしを提案する。
スポーツブランド、裏原ブランドが琴線に触れる方には、ぜひ足をお運びいただきたいショップ。
WISE ARK(ワイズアーク)
WISE ARK(ワイズアーク)
高崎駅前に位置するショップ。 ひとつのテイストでかためず、多種多様のブランドをセレクト。
「枠」に囚われないスタイルを常に提案している。取り扱いブランドは、GOLD、marka、WTAPS、NEIGHBORHOOD、Lewis Leathers、水沢ダウン、F.C.Real Bristol、SAINT MICHAEL、といった ARKnets系列店でも爆発的人気を有するブランドを多数ラインナップ。開放的でリラックスした店内空間は 「空気まで楽しめる。」
WISE ARK公式ページより
ここで紹介した以外にもまだまだ店舗があり、那須ガーデンアウトレットにはARKnetsの正規アウトレット店も出店しています。
ARKnetsの福袋は、狙う店舗のコンセプトをチェックするのが重要
なぜ上記のような各お店のコンセプトが重要かというと、ARKnetsの福袋では
- ブランドの名前を冠した福袋
- 各店舗の名前を冠し、セレクトされた福袋
以上の2種類で展開されるから。
ブランド福袋は知名度も人気も高いブランドが並び、予約受付開始と同時に売り切れも続出。
一方、店舗の名前を冠した福袋は、ARKnetsで取り扱われている人気ブランドから店舗ごとにセレクトされた福袋が届くという仕組み。
ARKnetsで取り扱っているブランドはどれも感度抜群ですが、店舗福袋を購入する際に『各店舗のコンセプトが自分の好みに合っているか』を事前に確認しておくことで、福袋としてのマッチングをより楽しめると思います。
BLU JE BLU by ARK(ブルージーブルーバイアーク)の福袋ネタバレ
ARKnetsの福袋は、予約受付開始とともにほぼほぼ即日完売になるほどの人気企画。
今回筆者が購入したのは、BLU JE BLU by ARK(ブルージーブルーバイアーク)という店舗の福袋。
BLU JE BLU by ARK(ブルージーブルーバイアーク)
高崎駅西口に位置する、インポート・セレクトショップ。 オールドアメリカではなく“現在”のカリフォルニア、ニューヨークなどのミックスカルチャーを表現した、リアル・アメリカンファッションを提案。特に、デニムへの注力は系列店随一。
BLU JE BLU by ARC(ブルージブルーバイアーク)公式ページより
カリフォルニアのファッションシーンを代表するアメリカンブランド Ron Herman をはじめ、世界トップメゾンブランド Maison Martin Margiela、フランスを代表するプレミアム・ダウンの老舗ブランド MONCLER、アメリカのシューズ文化を象徴するAlden といった著名な欧米ブランドに到るまで、幅広く展開。
ヴィンテージの什器を散りばめたクラシカルな雰囲気の店内が、リラックスできる大人の空間を演出する。
上記のようなコンセプトにより、誰もが知るハイブランドを取り扱う店舗となっています。
今回購入した5万円福袋は、5万円という価格に対して3倍の15万円相当のアイテムが入るという内容。
予約受付期間が12月3日(土)19:00から一斉スタートとなり、直前の12月3日の12:00から福袋の事前掲載があるというスタイル。
予約受付開始とともに売り切れやサイズ欠けが発生していたので、無事購入出来て良かった…
Hender Scheme(エンダースキーマ) / self lace mocca
(セルフレースモカ)
ボックスを開けた瞬間、真っ先に目に飛び込んできたのがHender Schemaのブランドロゴです。
2022年ベストバイでも紹介したデザートシームもエンダースキーマ製。
革製品のスペシャリストであるエンダースキーマのアイテムが入っているのがひと目でわかったワケです。
レザー好きな筆者としては、この時点でテンション爆上がりでした。
今回の福袋が大当たりであることを確信した瞬間でもあります。
ステッチダウン製法のモカシンシューズ、self lace mocca(セルフレースモカ)。
価格は税込み39,600円。
クレープソールを採用しているので、フワッとした柔らかな履き心地を実現しています。
アッパーは一枚仕立てのベロア。
アジャスター付きのモカ紐がユニークで、独特な形状にエンダースキーマらしさが溢れていますね。
紐を通す革の縫い目がデザートシームを彷彿とさせる。
包み込まれるようなモカシンならではのフィット感も良きです。
幸先が良すぎる。
LARRY CLARK “TULSA" / STANDARD CREW NECK T-SHIRTS
続いてはTシャツ。
Larry Clark(ラリークラーク)の処女作写真集『TULSA(タルサ)』の表紙をプリントしたTシャツ。
マインデニムのクリエイティブレーベル Stie-lo(スティーロ) × Larry Clark(ラリークラーク) × WACKO MARIA(ワコマリア)のトリプルネームコラボのアイテムとなっています。
価格は税込み13,200円。
作品の表紙を落とし込んだシンプルなグラフィックTとしてインパクトがありながら、どこか儚げで主張しすぎないアイテム。
柔らかで滑らかな質感の生地との相性も良いですね。
思わず本家フォトグラフも手に取りたくなります。
ちなみに本家写真集は、現在ペーパーバックで4000~5000円弱ほど。
UNUSED / ロングスリーブボーダーT
長袖カットソーは、UNUSED(アンユーズド)で毎シーズン出ている人気シリーズのボーダーTシャツ。
ドロップショルダーでややゆったりとした着心地。
プレーティング編みで生まれる柔らかな色味が独特の表情。
日本製のコットン100%素材で、価格は税込み23,100円。
UNUSEDのボーダーカットソーは、指名買いする人がいるほどファンが定着している定番のベーシックアイテム。
一枚で着てもインナー使いでレイヤードしてもサマになる万能感がありますね。
今回の福袋で柄物と呼べる唯一アイテムで、福袋ではあるあるのド派手な柄ではなく、どんなアイテムにも合わせられる穏やかな表情のボーダー柄というのがARKnetsのセンスを感じさせる一品。
ARC’TERYX VEILANCE / Cambre Pant
パンツは、ARC’TERYX VEILANCE Cambre Pant。
ARC’TERYX VEILANCE(アークテリクス ヴェイランス)とは、アウトドアブランドとして近年人気が高まるアークテリクスが、より都会的な機能性とデザインを目指したコレクションの名称。
ここでアークテリクスが登場するのかと驚かされました。
12オンスの岡山産生デニムを使ったシャンブレーパンツ。
価格は税込み39,600円。
人間工学に基づいた3Dデザインで、立体的なシルエットを表現しています。
斜めに付けられたポケット。
自然にアクセスできるよう考えて作られているのが分かりますね。
飾り気は一切なし、それがまたカッコイイ。
ステッチの無いシームレスなウエストに、前開きはスナップボタンを採用。
縫い目にはテープ処理が施され、水の浸透も抑える効果も。
随所にテックなエッセンスを感じられて、アークテリクスらしいデニムパンツに仕上がっています。
細部まで非常に凝った造りなのにデニムっぽさが抑えられているという、どこか近未来的なデザインを感じさせるパンツですね。
さすがアークテリクス。
Barbour / BEDALE(ビデイル) SL オイルド ジャケット
はい、優勝!
福袋からひとつひとつアイテムを取り出している際、やたらと重量感のある袋に『Barbour』の文字が書いてあるのを見つけた瞬間、ひとりで変な声が出ました。
正直、5万円(15万円相当)という福袋の価格に対して、人気ブランドの重量級アウターは無理があると踏んでいて、せいぜいライトアウター程度が限界だろうと予想していたのです。
まさか昨今大人気のバブアーで、その中でもブランドの顔として定番人気のビデイルが入ってくるとは、まったく想像もしていませんでしたよ…
マジかよ…な重厚感。
税込み価格53,900円。
名実ともに、これ一着で5万円の福袋の価値はほぼ回収できちゃいますね。
ロイヤルワラント(英国王室御用達)の威力は伊達じゃない。
現在、ワラントの数の移行期にあたりますが、3ワラントの製品になるので22AW以前のアイテムになりますね。
バブアーのビデイルは、クラシックなシルエットとスリムフィットの2種類で展開されていますが、福袋に入っていたのはSL(スリムフィット)の方。
王道ということで、クラシックなシルエットを重視する人と、日本人の体形によりマッチするスリムフィット派がちょうど半々くらいのイメージ。(最近はスリムフィットが優勢か?)
生地に使用されているのはバブアーの代名詞、コットンの中でも最高峰エジプト綿を使用したオイルドコットン。
この福袋のアウターのチョイスとして、これ以上のアイテムはちょっと思いつかないですね。
全世界の福袋の中で、5万円(15万円相当)の福袋のアウターの正解はバブアーです!(断言)
まとめ
これまで過去に購入してきた福袋を振り返っても、これ以上の福袋にはそうそう巡り合ったことが無いと断言できます。
ARKnetsさんのおかげで、2023年はとても幸先のいいスタートが切れました。
今後これに匹敵する福袋に出会えるだろうか…
最後に各アイテムの価格をまとめておきます。
Hender Scheme(エンダースキーマ) / self lace mocca (セルフレースモカ) | 39,600円 |
---|---|
LARRY CLARK “TULSA" / STANDARD CREW NECK T-SHIRTS | 13,200円 |
UNUSED / ロングスリーブボーダーT | 23,100円 |
ARC’TERYX VEILANCE / Cambre Pant | 39,600円 |
Barbour / BEDALE(ビデイル) SL オイルド ジャケット | 53,900円 |
合計金額 | 172,400円 |
総額172,400円相当のアイテムが入っていました。
一部アイテムがセール価格になることを考えても十分すぎるほどのお得感。
さらにここにプラスで、シルバーポリッシュ(シルバー磨き布)のオマケ的なアイテムまで付いていましたからね。
ベーシックなアイテムを中心に、一定のブランド価値も乗った最強福袋です。
福袋の中身をチョイスしているお店のセンスが半端ない…
こうなってくると、来年はさらに上の価格の福袋を狙いたくなりますね。
少なくとも来年以降も継続して買います、間違いなく。
今からスマホのカレンダーに昨年の予約開始日程(12月の第一土曜日)をメモっておきます。
本当は内緒にしたいくらい…これまで以上に競争が激しくなりませんように。
ではでは。
ARKnetsの福袋評価
- お得度・・・★★★★★
- サプライズ度・・・★★★★☆
- 満足度・・・★★★★★
- オススメ度・・・★★★★★★