ユニクロの実験的新作？ヘルムートラングコラボのクラシックデニム
奇しくもZARA×スタジオニコルソンというビッグコラボの発表とタイミングが被ったことで、話題性的に若干影に隠れてしまった感のあるヘルムートラング×ユニクロコラボのクラシックデニム。
発売日は2022年9月26日（月）。
ニコルソンコラボに続きZARA ORIGINZ（ザラオリジンズ）の2022AWコレクションの発売までモロ被りしてきたタイミングでの発売になりましたが、個人的には地味に期待しているアイテムだったりします。
アイテム名の通り、昨今のトレンドに寄りすぎないクラシカルなシルエットの王道デニム。
既存のユニクロのデニムは、ユニクロUのセルビッジデニムに代表されるようなどちらかと言えばワーク感の強いシルエットの物が多かった。
もし「美シルエット」のストレートデニムを体現できているのであれば、A.P.Cやメゾンキツネのようなキレイめデニムと比較した際に良い選択肢のひとつになってくる予感がしています。
https://www.モノズキ.com/maisonkitsune-denimわざわざラングのブランド名を冠している割にはデニム一本のみの企画で、しかも値段に関してもユニクロにしては強気の価格設定ということで、ファーストコレクションの立ち上げというよりはどちらかというと実験的な意味合いの方が強いのかなーと思ったり。
というわけで、事前情報をチェックして見ましょう。
ヘルムートラングは既にユニクロ傘下
今回のコラボ先であるオーストラリア発のブランド、HELMUT LANG（ヘルムートラング）。
90年代に人気を博したラングも、現在はユニクロ（ファーストリテイリンググループ）の傘下に入っています。
https://www.wwdjapan.com/articles/1424765つまり今回は全く接点のないブランドとのコラボというワケではなく、グループ内ブランドとのコラボということになります。
通常年2回+αで人気を集める特別コレクション枠と比較すると、目新しさという意味では若干見劣りしますが、その分、人気を獲得できればセオリーコラボのように定番化も期待できるワケです。
で、今回はクラシックカットデニムというアイテム一点のみのリリース。
クラシックカットデニム
ラングとユニクロのコラボとしてリリースされるクラシックカットデニムは全3色展開。
価格は9,990円。
インラインやユニクロUのセルビッジデニムの2倍の値段と考えるとかなり強気な価格設定にも思えます。
インディゴブルーを筆頭に、ブラックとホワイトがラインナップ。
今の気分的にはクラシカルなシルエットのブラックジーンズが欲しいところなのですが、写真を見て気になるのはブルーとホワイトの色味だったりします。
特にホワイトはパールホワイトっぽい赤味の少ない色っぽいので、どうしても目が奪われますね。
実物の色味チェック必須か。
サイズ感とシルエット予想
実際のサイズ感とシルエットについては実物を履いて見ないと分からないので、リリース前の現段階では事前情報で予想してみます。
サイズチャートを見る限りでは、ユニクロインラインのストレートデニムと比較すると、ウエストからヒップにかけてゆとりのあるサイズ感。
特にヒップ周りに関しては、29インチの時点で100㎝越え。
一方裾幅にかけては既存のストレートデニムとほぼほぼ同じなので、足先に向かって絞りの効いたメリハリのあるテーパードシルエットになっていそうですね。
ルックの写真を見てみても、後ろから見たシルエットが凄く綺麗。
A.P.Cの代替的イメージで想像していましたが、単純にシンプルなデニムというよりはモード系・メゾン系ブランドにありそうなシルエットの予感（あくまでもラングなのだから当然と言えば当然だけど）。
シンプルでミニマル、だけど小技の効いたクラシカルなデニムっぽいので期待値が高まりますね。
同系色のパーツでミニマル度アップ
ステッチやリベット、ボタンなどのパーツは同系色でまとめられているようです。
ミニマルなデザインが特徴のヘルムートラングの世界観を表現できていますね。
生地の良し悪しは未知数
カイハラデニムを使った本格派セルビッジデニムで名を上げたユニクロさん。
ラングコラボのデニムには特に表記が無いので、セルビッジ仕上げのデニムというワケではないのでしょう。
一方、生地については
- コットン100％
- 23％はリサイクルコットン
- 60％はオーガニックコットン
と、サスティナビリティーに配慮した素材になっている模様。
価格が高めなのもこの辺りの影響がありそうかな。
写真で見る限り、生地感も悪くなさそうではあります。
最終的にはやはり実物を履いて判断したいですね。
画像引用：UNIQLO and HELMUT LANG公式特設サイト
まとめ
今回のコラボは、型数がひとつで販売店舗もかなり限定的なうえに、価格が9,990円ということもあって、かなり実験的な雰囲気が漂う今回のコラボ。
実物を手に取って確かめたい欲が溢れてきています。
プレビュー段階ではブラックを購入予定ですが、3色それぞれに良さがあって実物を見たら心揺れそう。（特にホワイト）
もし今回の出来が良ければ、ユニクロ＝デニムの新しい型のひとつとして広がりを期待できますね。
セオリーに続くファストリグループ内コラボの継続展開なるか、注目していきましょう。
発売日は9月26日です。
ではでは。