完成度が高いと評判のGoogle Pixel6a!画面割れの不安は、モバイル保険とMIL規格ケースで解決
Androidユーザーとして、次にスマホを買いかえる際はGoogle製にしようと決めていた筆者です。
というのも、この数年使い続けてきた機種がHUAWEI P20 Pro。
HUAWEI絡みの『例の問題』が勃発する直前に購入した機種なのです。
Googleのサポート打ち切りという物理的な側面はもちろん、そもそも問題の渦中にあるブランドのスマホを使い続けるというなんとなくモヤ~っとした気持ちで使い続けて丸4年。
とはいえP20 Pro自体の性能は非常に高く、それまでは2年契約ごとにハイエンドスマホを中心に追いかけてきた筆者としても特に不満を持つことも無かったので、気づけば最も長く使用してきたスマホ機種のひとつになっていました。
そんなこんなで、今回ようやく踏ん切りがつくキッカケとなってくれたのがPixel6シリーズの廉価版としての位置づけであるPixel 6aのリリース。
圧倒的なまでの超コスパスマホの登場により、初めてPixel端末に手を出すことを決めました。
なにより、AndroidユーザーとしてはAndroid OSがしっかり最新に更新されていく本家本元がやっぱり安心できます(もうあんな思いはしたくない…)。
というわけで、今回は筆者が購入を決めたポイントと、Pixel6aの唯一の不満点といっても過言ではないゴリラガラス3の耐久度の不安を解消したガラスフィルム・ケース、さらに実際に修理が必要になった際にも安心なモバイル保険についてまとめてみたいと思います。
※2024年5月、Pixel aシリーズとして完成度の高いPixel 8aに機種変しました。
Pixel6aはコスパ最強
機能性とコスパのバランスの良さから、すでに2022年ベストバイスマホとの呼び声も高いPixel6a。
まずはPixel6aの基本スペックから順に見ていきましょう。
スペック表
製品名 | Google Pixel 6a(グーグル ピクセル シックスエー) |
---|---|
画面サイズ | 6.1インチ |
ディスプレイ性能 | FHD+, リフレッシュレート60Hz, ゴリラガラス3 |
バッテリー容量 | 4410mAh(バッテリー駆動時間:最大72時間) |
RAM/ROM | 6GB/128GB |
カメラ性能 | 背面カメラ:1220万画素デュアルカメラ 前面:800万画素 |
防水性能 | IP67(一定時間水中に沈めても浸水しないレベル) |
特徴 | 5年間のセキュリティアップデート保証, 消しゴムマジック, Google独自チップ「Google Tensor」内蔵 |
筆者が使用していたHUAWEI P20 Proと比較しても、画面サイズという物理的な大きさから、RAM容量や60Hzに抑えられているリフレッシュレートなどの性能面においても、数値上ではほぼほぼ同じなので、現状から違和感なく移行できるという点も購入の決め手でした。
重量もPixel6aが178gで、Huawei P20 Proが174gとわずか4g差。
見やすい画面サイズでなおかつ片手での操作がしっくりくる大きさです。
無印Pixel6のサイズが6.4インチ・Pixel6 Proが6.7インチと、搭載されている性能にあわせて巨大化していく中で、同スペックのCPUを一番コンパクトなサイズで体験できるという優位性がPixel6aにはありますね。
性能に関しては、以前Pixel buds Aシリーズを購入して以来、コスパを重視した際のGoogleの機能の絞り込みの上手さを体験済みだったのも大きい。
そもそもの完成度があってこそですが、ベンチマークテストの結果を比較するとRAM8GB搭載の無印Pixel6よりも若干性能が上回るという結果も出ていたりして驚くばかり。
ちなみに、機種変更のもう一つの候補として考えていたのは、docomoで安売り施策にかかっているXPERIA 1II。
最終的にはGoogle謹製でアップデートが保証されているPixel6aの安心感が決定打でしたね。
また、モバイルSuicaやIDが使えるFelica対応(位置としてはカメラ下あたりに搭載)ということもプラス評価。
このあたりは、機種変更段階で気になったスマホとして、機種の完成度が高いと話題を呼んでいるイギリスの新進気鋭スマホブランドNothing Phone(1)がFelica非対応ということもあって、Pixel6a の方に比較優位性があったという経緯があったりします。
デメリットは解消可能
まずPixel6aのメリットとして、
- OS・セキュリティアップデートの長期保障
- 独自チップ搭載で、ハイエンド機と肩を並べる処理性能
- 通信安定性が優秀
- カメラの撮影画像処理が優秀
HUAEI P20 Proで満足していたため、ここ数年最新のハイエンド機種などをほぼ触ってきませんでしたが、もともと重いゲームなどもプレイしないので性能的な不満はほぼありません。
使い始めのUIの変化には多少戸惑いますがそれはどんな機種でも同じ。
特にカメラの処理性能と消しゴムマジックは噂に違わぬ出来映え。
一方のデメリットとしては、
- 指紋認証の反応が少し気になる
- ディスプレイの耐久性が気になる
事前にマイナス評価のポイントは調べていましたが、実際に使って見て感じた不満点は以上の2つ。
特に数世代前のゴリラガラス3を採用している不安は購入前の一番の懸念材料でした。
ただ指紋認証については読み込ませる角度がなんとなく分かってきたのと、認証精度も成長するらしく徐々に気にならないレベルに。(ディスプレイのタップ感度の向上はONにしています)
画面割れの不安に関してはモバイル保険の加入とMIL規格ケースの完全防御によってほぼ解消されたかなと思っています。
詳しくは記事後半で解説します。
価格の比較
キャリア契約なしの端末価格は、
- Googleストア⇒53,900円(分割12回払い)
- au⇒53,200円(分割24回払い/48回払い)
- ソフトバンク⇒67,680円(分割24回払い/48回払い)
さらに、auとソフトバンクは24回払い時点で機種を返却すると支払い残高分が清算するサポートプログラムを実施。
機種を返却するならば、
- au⇒総支払額27,830円
- ソフトバンク⇒総支払額33,840円
以上のように、auが最も安く購入できます。
機種だけ購入の場合は「スマホトクするプログラム」の加入が必須ですが、2年後に機種を返却しない選択をするとそこから2年間の残金分割払い(計48回払い)になるので、機種を返却しないつもりでも加入必須という点は特に問題ないかと。
現在、MNPで一括1円など既にバラマキ施策も始まっているようで、ただでさえコスパのいい機種が格安で購入できる機会も増えているようですね。
ahamoで使える
筆者は長年のドコモユーザーを経て、現在ahamo(アハモ)に移行して利用中。
Pixel6aにそのままアハモsimを入れて特に不具合なく使えています。
特別な設定なども特に必要ありませんでした。
ただドコモの5Gサブバンドにあたるn79には非対応なので、もともと5G利用者であれば対応エリアに注意が必要な可能性があります。
対応バンドのエリア内であれば5G自体の利用は可能です。(筆者は5Gを重要視しておらず4Gを優先設定にしているので、ahamo回線の5G利用環境については未評価。対応エリア内での接続自体は確認できました)
Android13アップデート後の不具合
ここで少しAndroid13にアップグレードしようとしている人への注意喚起。
8月下旬にリリースされたAndroid13にアップグレードしたPixelシリーズにおいて『バッテリー持ちが悪化する不具合』を筆頭にいくつかの不具合が報告されている模様。
主だった不具合を挙げると、
- バッテリー持ちの悪化
- 指紋認証の精度悪化
- ワイヤレス充電ができない
以上のような声があるようです。
筆者のPixel6aでは、アップデート後に1度初期化したうえで
- バッテリー持ちに関しては、再最適化中と思われる程度の減り方(7時間そこそこ使用して残量70%弱)
- 指紋認証はむしろ反応が早くなった
筆者の場合は幸いなことに特に不具合らしい症状は出ていないのですが(ワイヤレス充電はもともと利用していない)、実際多くの報告が挙がっているらしく、Google Tensor搭載のPixel6シリーズでは現時点でAndroid12にダウングレードすることもできないようなので、追加の修正アップデートが来るまでは様子見してもいいかもしれませんね。
個体差があるにせよ、不具合引いた時のダメージはそこそこ大きそうですし。
Googleさんのことなのでいずれしっかり改善してくれるでしょう。
※その後のセキュリティアップデートで不具合は改善された模様。筆者の個体では前述の不具合が自体なかったのですが、追加のアップデート後は指紋認証の反応が良くなった印象。イメージとしては、「今まで読み取りに1秒かかっていたのが、0.5秒程度でスッと読み取ってくれるようになった」ような感じ。わずかですが感触が微妙に変わっているので、念のため指紋を再登録しなおしました。
オススメのアクセサリー
Pixel6aとほぼ同時に購入したオススメのケース&ガラスフィルムを紹介します。
これまで使用してきたスマホは、すべてケースとガラスフィルムを必須として使用してきました。
ケースに関して、筆者の中でまず第一候補に上がるのがスマホアクセサリーブランドの大手Spigen(シュピゲン)。
Spogenは米軍MIL規格に準じたケースを販売し、多種に渡る機種で販売実績のあるブランドであり、衝撃吸収に優れたケースを探すのであれば真っ先に名前が挙がるであろう大手ブランドのひとつです。
Pixel6aに関しては透明なカバーをつけたい気分だったので、SpigenのTPUクリアケースを購入予定でした。
と、Spigen決め打ちでほぼほぼ購入を決めていたところ、たまたまオススメサジェストに出てきたケースがやたら気になりだしまして。
そのまま実際に購入したのが、Hy+(ハイプラス)というブランドが販売している耐衝撃クリアケースです。
選んだポイントとして、
- 米軍MIL規格準拠
- ケース角4か所にエアポケット内臓
- 前面・背面に高低差で保護
- ドイツのバイエル社製TPU素材を採用
- 180日間交換保証付き
- ストラップホール付き(オマケ)
以上のような点。
まずMIL規格準拠とは、MIL-STD 810G-516.7方式という『122㎝の高さからコンクリート地面に厚さ5㎜の合板を敷いた上に、合計26回それぞれ違う角度からの落下させる耐久テスト』を行い、その試験に合格したことを証明しています。
造りに関しても、Spigen製クリアケースに比べてガード力が上がっているのも良い。
液晶面、カメラ面にしっかり高さを設けているので、スマホをテーブルなどに置いた際も傷つける心配が無し。
その分、フラットな造りのケースと比べると本体サイズに厚みが出てゴツくなるので好き嫌いは分かれそうですが、筆者としては何よりもガード力重視。
むしろ握りやすさや滑りにくさの向上にも繋がっていて、結果的に落下防止にもなる。
装着してみてもそれほど違和感は感じません。
それに加えて、180日間のメーカー保証があるので、ケースに不具合があっても交換が可能。
さらに面白いのが、国内規格らしさのあるストラップホール付きという点。
筆者としてはストラップホールは必要ないのですが、ユーザーの中には一定数以上の需要が絶対にありそうだなと思って見ています。
日本の会社として製品を企画し、提携工場に委託して製造しているHy+さんならではのオリジナリティを感じて好感度が上がったのも購入の決め手だったりします。
Pixel6a以前の機種のケースのレビューを見ても高評価が多かったですし。
ユーザー目線の製品づくりが気にいったので、ガラスフィルムもあわせてHy+製を購入。
普段であれば2~3枚入りのガラスフィルムを購入し、使用中に割れたら交換という感覚だったのですが、Hy+のガラスフィルムは1枚入り。
W硬化製法による強度3倍を謳うガラスフィルムは、触った時の肉厚度がこれまで使用してきたガラスフィルムとは全く異なった印象。
耐久性も問題なさそうですし、指紋認証も問題なく通ります。
一応、画面保護シートを貼った時用として用意されているディスプレイの設定項目「タップの感度の向上」はONにしています。(そこまで違いを感じないけど、ONの方が意図した操作に対して若干スムーズなような?)
欠点をあげるとすれば、インカメの周りが黒縁になっているので気になると言えば気になることかな。
インカメの映りに影響するわけではないのですが、全画面表示の際に白い背景だとにそれなりに目立つので、見た目が気になる方はこの点だけご注意を。
モバイル保険で修理も安心
キャリア契約の端末ならキャリア独自の端末保証で修理が受けられますが、端末のみを購入した場合は修理補償が受けられないのが弱点。
筆者はこれまで、キャリアの端末保証には必ず継続して加入してきました。(実際に保証を使って修理した経験もそんなに多くないのですが…)
Pixel6aがせっかくコスパの良いスマホなのに、採用しているゴリラガラス3など耐久性の面で画面割れのリスクを考えると、やはり端末保証をつけず使用することに不安を覚えるのも事実。
幸い致命的に壊れたことが無いとはいえ、スマホの落下自体は日常茶飯事。
そんなわけで、画面割れの不安を解消するために、もしもの時の修理も安心なモバイル保険に申し込みました。
月額700円で年間最大10万円保証
モバイル保険では、月額700円で年間最大10万円の保証が受けられます。
しかも修理を申し込む際の自己負担なし!
キャリアの保険だと、自己負担5000円~1万円とかザラなので、負担なしというだけでも相当なメリット。
もしもスマホが壊れて高額な修理が必要になっても、モバイル保険に申請すれば修理費用が戻ってきます。
さらに、副端末を追加で2台登録できて、合計3端末まで登録可能。
主端末 | 副端末 | |
---|---|---|
修理可能な補償額 | 年間最大10万円 | 年間最大3万円 |
修理不可能 / 盗難の場合の補償額 | 年間最大2.5万円 | 年間最大7,500円 |
盗難なども保証してくれますが、あくまでも修理の保証をメインで考えています。
加入条件としては、
- 購入から1年未満のスマホであること
- 購入から1年以上でも、キャリアの端末保障に加入していること
スマホサブ機との2台持ちはもちろん、タブレットやPCなどWi-Fiにつながる端末であれば登録可能なので、複数端末に渡ってお得に保証に加入できちゃいます。
もしサブ機などで他に補償をオプションで付けているのであれば、モバイル保険に一本化して節約するのも有りですね。
Google認定パートナーiCracked(アイクラックト)と提携
また、PixelとiPhoneに関しては、提携しているリペア店での修理ならばキャッシュレスリペアが可能。
Pixelの修理でいうと、国内唯一のGoogle認定修理パートナーであるiCracked(アイクラックト)と提携しているので、キャッシュレスで依頼できるうえに、実際の修理のクオリティに関しても安心してお任せできますね。
⇒Google Pixel 認定修理担当パートナーと提携|モバイル保険
提携店での修理ならキャッシュレスで修理が可能ということで、PixelユーザーやiPhoneユーザーの方には特に加入をオススメしたい。
事前に用意する画像は3枚
申し込みに必要なものとして、
- IMEIを表示したスマホ正面の写真
- ケースを外したスマホ背面の写真
- 購入証明書の写真(オンラインストア購入履歴のキャプチャ画像も可)
以上、3つの画像を用意して申し込むだけ。
ユーザー登録と3枚の画像登録のみで簡単に申請可能で、オンライン上で手軽に済ませることが出来るのもイイですね。
筆者の場合は、夜中に申し込み→翌日の夕方には契約が完了→補償開始となったので、申し込みから1日で即補償開始となるスムーズさでした。
修理の値段と上限金額計算
実際に修理に出す際の値段と年間上限金額の計算として、iCrackedさんの料金表を参考にすると
- Pixel6aの画面割れの修理代金は20,680円
- その他Pixelシリーズが概ね2万円から最大4万円
- iPhone各シリーズは1万5千円~3万円ほど
以上のようになっていて、Pixel6aの場合なら1年間に5回割って修理するとようやく年間最大補償額の10万円に到達。
かなりの頻度で画面が割れたとしても安心ですね。(さすがにそんな割るかいな)
もちろん画面割れ以外の修理補償にも対応しています。
また、その他のPixelシリーズやiPhoneのシリーズでも複数回修理可能な金額なのが嬉しい。
今後、機種変更をした際にも継続して加入できるとのことなので、これを機にモバイル保険さんには今後末永くお世話になる予定。
まとめ
話題をさらっている「消しゴムマジック」など、Googleの最新システムや賢さが手軽に堪能できるPixel6a。
数値上ではそれほど高スペックには見えないのに、テクノロジーで底上げして解決しているような印象の面白い機種。
コスパも含めて2022年No.1スマホの呼び声が高いのも納得の出来栄えですね。
唯一の不安点であった画面割れの恐怖もモバイル保険とMIL規格ケースでガッチリ防御しているのでまず安心でしょう。
Pixe BudsといいPixel6aといい、Google製品が確実に洗練されてきてますね。
今年はPixel Watchの発売情報も出ていますし、秋にはPixel7の発表も控えているので、今後のGoogleデバイス関連のNewsがますます楽しみです。
※2023年5月11日にPixel 6aの後継機であるPixel 7aが発売になりました。約5.2倍アップしたカメラ画素数・大型化したイメージセンサーによって、カメラ性能が向上しています。Pixel 6aのカメラ性能が気になっている方にとっては、買い替えも納得の一台に仕上がっています。
ではでは。