この夏の注目はスリッポン。スポーツサンダルはもう古い?
春から夏に向けた季節の移ろいを感じる今日この頃。
そろそろ夏用サンダルに目を向けて探している人も多いと思いますが、今シーズン筆者が注目している夏の履き物は2つ。
ひとつは、先日TENTIAL(テンシャル)の HAITEのレビュー記事にも書いた「リカバリーサンダル」というカテゴリ。
そしてもう一つが、表題にも書いたスリッポンシューズです。
リカバリーサンダルとスリッポンに共通するのは、どちらもリラックス感。
今思うと、筆者の「スリッポンな気分」のきっかけは今季のH&M BlankStaplesのスリッポンですね、恐らく。
スリッポンと一口に言っても様々ありますが、筆者が注目しているのはサンダル代わりに素足でも履けるような軽やかなタイプ。
特に今回紹介するSINGH AND SON(シンアンドサン)のスリッポンシューズは、まさに筆者のイメージにピッタリのスリッポンになっています。
夏のサンダル代わりにリラックスして履ける軽やかな一足をご紹介します。
SINGH AND SON(シンアンドサン)とは?
SINGH AND SON(シンアンドサン)とは、2013年にニューヨークで誕生したブランド。
SINGH AND SONのディレクターであるインド系アメリカ人のガガン・シン氏が、自身のルーツであるインドの伝統と職人技術を世界に広めるためにスタートしたというシューズブランド。
特徴として、アッパー素材には鞣し革の産地として有名なインドのチェンナイ産のレザーを使用。
インドの伝統的なスリッパをデザインベースとしたシューズやサンダルをリリースしています。
日本でも、2020年ごろからメジャーセレクトショップを中心に取り扱いが始まっています。
SINGH AND SONのスリッポン
SINGH AND SON(シンアンドサン)のスリッポンは、柔らかで軽い履き心地が特徴。
インドの職人の手により一点一点ハンドメイドで仕上げられています。
質感の良いスエード素材
シンアンドサンブランドの象徴であるアッパー素材のスエード。
夏のイメージにもちょうどいい深い色味のブルー。
スリッポンらしいリラックス感がありながら、フォーマル感も出せますね。
スエード素材ならではの万能感。
カカトを踏める仕様
写真で見て分かるように、カカトには芯材が入っていません。
代わりに伸縮性のある素材を使用。
つまりカカトを踏んでスリッパのようにも履けるという2Way仕様。
リラックスタイムにはサンダル履き、少しだけキチンと感が欲しい時はヒールを戻してと、使うシーンやコーデによって変化させられるのは嬉しい。
サンダルでは運転に支障が出る夏のドライブなんかにもピッタリですね。
2層のクレープソール
シンアンドサンがこだわるクレープソール。
クラークスでもお馴染みですが、シンアンドサンは生ゴムの履き心地にこだわって造られています。
シンアンドサンでは、2層のクレープソールでクッション性を高めています。
柔らかい履き心地がリラックス感をより一層高めてくれます。
夏の定番シューズのひとつにエスパドリーユがありますが、涼やかでサラッと履けるのが魅力ではありますが、その分履き心地が堅めであまりクッション性が無く、着地の衝撃が直接響くのが玉にキズ。
シンアンドサンのスリッポンでは、クレープソールのクッション性によって唯一無二の履き心地を実現。
ただし、クレープソールの欠点でもある汚れとべたつき問題は残りますが…その野暮ったさもご愛敬ということで。
汚れたらメラミンスポンジでゴシゴシ。
履き心地とサイズ感
前述の項でもわかる通り、とにかく履き心地は良いです。
夏らしく薄手のシューズなのにクッション性充分ですし。
もうひとつ特筆すべきはソールの反り。
爪先の返りが良いのでつまずくこともなく、スムーズな蹴り出しの補助が心地よい。
ホカオネをはじめとしたランニングシューズに取り入れられる「ロッカー構造」を彷彿とさせるようなソールの反り具合。
サイズ感としては、普段履いているスニーカーサイズでちょうどいいサイズ感。
薄手のアッパーながらワイズは細身なので、サイズを下げると窮屈感を感じるかと。
筆者は素足での着用を想定したうえで、いつものスニーカーサイズでちょうどいいサイズ感でした。
前述のように履き口に伸縮性があるので、包み込まれるような着用感で履くことが出来ます。
まとめ
この夏履きたいスリッポン。
SINGH AND SONのスリッポンは、素材の上質感と履き心地の良さが魅力的な夏の相棒。
リラックスをテーマに、サンダル代わりに活用したい一品です。
どんなコーデにも馴染んでくれますが、やはり丈短めのハーフパンツなどに合わせたいところ。
カラー展開も落ち着いた色味が多く、大人のスリッポンという印象。
その他にも独特な形状のシューズが豊富なので、定番のサンダルやスリッポンに飽きた方は、この夏の一足としてチョイスしてみてはいかがでしょうか。
ではでは。